スーパーカーにハイブリッド?今どきの“走る芸術品”はエコも両立

投稿日:2025年07月06日

電気


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「スーパーカー=燃費が悪い」はもう古い?

スーパーカーと聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのは、爆発的な加速力と、鋭いエンジンサウンド、そしてガソリンを惜しげもなく消費する姿ではないだろうか。速さと引き換えに環境性能を犠牲にする――そんなイメージでしょう。
ところが今、そうした常識は書き換えられつつあります。フェラーリやマクラーレン、ランボルギーニといった名だたるスーパーカーブランドが、次々と「プラグインハイブリッドシステム(PHEV)」を搭載した新型車を投入しています。単なる燃費対策ではなぃく、電動化によって加速性能をさらに高めるという、新たな方向性を打ち出しています。
いまや高級スーパーカーの世界でも“静かに走れる・燃費が良い・環境に良い”といった要素が求められています。
本記事では、そうした「エコなのに速い」最新スーパーカーを、基本的な知識から、代表的な車種紹介、そして未来の展望まで、雑学的に楽しめるかたちで紹介していきます。スーパーカーに興味がなくても、「そんな時代になっているのか」と思えるような、新しい発見が得られる記事になっています。


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プラグインハイブリッドとは?|ガソリンと電気の“いいとこ取り”

プラグインハイブリッドとは?|ガソリンと電気の“いいとこ取り”

プラグインハイブリッド(PHEV)は、ハイブリッドカーの進化版とも言える存在です。一般的なハイブリッド車がエンジンとモーターを併用して走るのに対し、プラグインハイブリッドは外部から充電できる大容量バッテリーを搭載しており、一定の距離をモーターだけで走行することができます。 つまり、PHEVはハイブリッドカーと電気自動車(EV)の“いいとこ取り”のような仕組みを持っています。たとえば、日常の通勤や買い物といった短距離の移動では、電気だけで走ることができ、ガソリンを一切使わずに済むこともあります。一方、長距離ドライブではエンジンが加わることで、充電切れの心配もなく走行可能です。
環境性能だけでなく、走行性能においてもPHEVは注目されています。モーターは発進時から瞬時に最大トルクを発揮できるため、加速が非常にスムーズで力強いという特徴があります。スーパーカーのような加速性能が求められる車にとって、電動化はむしろプラスの要素といえるのです。
また、プラグインハイブリッドは外部から充電ができる点も魅力です。夜間の電力を活用すれば経済的ですし、家庭用の200Vコンセントでも充電が可能な車種が増えています。将来的にエネルギーコストの変動が起きたとしても、複数のエネルギー源を使えるPHEVは安定した選択肢となるでしょう。
このように、PHEVは単なる燃費のための技術ではありません。静かでパワフル、しかも環境にも配慮された仕組みとして、一般車はもちろん、スーパーカーにも導入され始めているのです。


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なぜスーパーカーにプラグインハイブリッド?

なぜスーパーカーにプラグインハイブリッド?

スーパーカーといえば、メーカー各社が威信をかけて生み出すフラッグシップモデルです。美しいデザインや圧倒的なパフォーマンスだけでなく、最先端の技術を惜しみなく投入することでも知られています。つまり、スーパーカーは単なる高性能車ではなく、自動車技術の“ショーケース”のような存在なのです。
過去にはカーボンファイバーシャシーやアクティブエアロダイナミクスといった革新的な技術が、まずスーパーカーに導入され、のちに一般車にも応用されてきました。そうした流れの中で、現在注目されているのが「プラグインハイブリッド(PHEV)」というわけです。
PHEVの導入は、単に環境対応のためだけではありません。むしろ性能の面で積極的なメリットがあるからこそ、スーパーカーがこぞってこのシステムを採用しているのです。モーターはエンジンよりも早く、瞬時に力を発揮することができます。この特性により、従来のガソリンエンジンだけでは難しかった滑らかで強力な加速が可能になります。この辺りはプリウスなどの、エコを求めたPHEVとは真逆の存在と言えます。
たとえば、フェラーリの「SF90ストラダーレ」やマクラーレンの「アルトゥーラ」などは、プラグインハイブリッドによって0-100km/h加速をわずか2.5秒前後という驚異的なタイムで実現しています。これらの車は、電動化によって“速さ”を犠牲にするどころか、さらに進化させているのです。
もうひとつの背景として、世界的な環境規制の強化が挙げられます。ヨーロッパを中心に、二酸化炭素排出量の上限は年々厳しくなっており、ガソリン車のみで基準をクリアするのは難しくなっています。高出力エンジンを搭載するスーパーカーにとって、この規制は大きな障壁です。エンジンとモーターを組み合わせたPHEVは、環境性能とパフォーマンスのバランスをとる理想的な選択肢となっているのです。
さらに言えば、PHEVの搭載は「今、最も先進的なクルマとは何か?」という問いに対するメーカーからの答えでもあります。スーパーカーは常に時代の最先端を走る存在であるべきです。現在、その最先端がプラグインハイブリッドであるなら、それを積極的に取り入れるのは自然な流れだと言えるでしょう。パーティー会場のホテルのギャレーにスタイリッシュなスーパーカーが無音でやってくる。現代のセレブの、ステータスを示す形と言えるでしょう。
このように、PHEVはただの燃費対策ではなく、「速さ・時代性・持続可能性」のすべてを満たすキーテクノロジーとして、スーパーカーの世界でも重要な役割を担うようになってきています。


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代表的なプラグインハイブリッド搭載スーパーカーたち

代表的なプラグインハイブリッド搭載スーパーカーたち

ここからは、実際にプラグインハイブリッドシステム(PHEV)を搭載しているスーパーカーを紹介していきます。
「ハイブリッド」と聞くと、燃費重視のファミリーカーを想像する方も多いかもしれません。しかし、今回紹介する車はどれも1台数千万円以上。圧倒的なパフォーマンスと先進技術を兼ね備えた、いわば“走るテクノロジーの結晶”です。
最初に紹介するのは、あのフェラーリが満を持して送り出したPHEVスーパーカーです。

フェラーリ SF90 ストラダーレ|電動でも「跳ね馬」は速い

フェラーリ SF90 ストラダーレ|電動でも「跳ね馬」は速い

フェラーリ SF90 ストラダーレ(SF90 Stradale)は、フェラーリ初の市販プラグインハイブリッドモデルです。2019年に登場し、今や同社の技術力を象徴する存在となっています。
最大の特徴は、内燃エンジンと3基の電動モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインです。エンジンは4.0リッターV8ツインターボで、それにフロント2基・リア1基のモーターを加えることで、システム全体の最高出力はなんと1,000馬力に達します。
この圧倒的なパワーにより、0-100km/h加速はわずか2.5秒。これは、フェラーリの中でもトップクラスの加速性能です。それでいて、EVモード(電気のみでの走行)も搭載しており、短距離なら静かに、そして排ガスゼロでの走行が可能です。フェラーリで“無音走行”というのは、一種のギャップとして面白さすら感じられるでしょう。
内装や操作系も最先端で、デジタルメーターやセクションごとのタッチパネル操作など、現代車の要素を兼ね備えています。同時にレーシングチームであるフェラーリらしくレーシング要素も盛り込まれており、レースカーを連想させるデザインが多く取り入れられています。車両価格は6,000万円に迫る超高額モデルですが、それに見合うだけの技術、パフォーマンス、ブランド価値が詰まっています。
「フェラーリ=爆音ガソリン車」という時代は、すでに過去のものになりつつある――そんな現実を体現しているのが、このSF90ストラダーレなのです。

フェラーリ 296GTB|「小さなV6」でも、妥協なきパフォーマンス

フェラーリ 296GTB|「小さなV6」でも、妥協なきパフォーマンス

SF90ストラダーレに続いて、フェラーリが投入したもうひとつのプラグインハイブリッドが「296GTB」です。2021年に登場したこのモデルは、“現代のフェラーリ”を象徴する1台となりました。
最大の特徴は、フェラーリブランドとして初のV6エンジンを採用した点です。これまで「V8以上」が当然とされていたフェラーリにおいて、V6という小型のエンジンは異例ともいえる選択でした。とはいえ、その性能に妥協は一切ありません。3.0リッターV6ツインターボエンジンに加え、電動モーターを組み合わせることで、システム出力は830馬力を発揮します。単なるコンパクト化、ではなくフェラーリの技術を示すエンジン、と言えるでしょう。
0-100km/h加速はわずか2.9秒。数値上はSF90にわずかに劣るものの、それでも十分にスーパーカーの領域にあります。しかも296GTBは、よりコンパクトで軽量な構造を活かした俊敏なハンドリングが高く評価されており、“操る楽しさ”を重視したフェラーリらしい仕上がりとなっています。
EVモードも搭載しており、最大25kmほどをモーターのみで走行可能です。短距離であれば、エンジンを一切使わず静かに移動することもできるため、都市部での使用にも適しています。
価格は約4,000万円と、SF90ストラダーレよりやや安価な設定になっています。フェラーリが本気でハイブリッド時代に向き合っていることを感じさせる完成度の高さが、この296GTBにはあります。
「小型・高効率・高性能」という新しいフェラーリ像を提示したこのモデルは、同社の電動化戦略における大きな一歩であり、今後のスタンダードになる可能性すら秘めているのです。

ランボルギーニ レヴエルト|電動化しても“猛牛”は止まらない

ランボルギーニ レヴエルト|電動化しても“猛牛”は止まらない

フェラーリが電動化を加速させる一方で、ライバルであるランボルギーニもまた、ハイブリッド化の波にしっかりと乗っています。その象徴ともいえるのが「レヴエルト(Revuelto)」です。2023年に登場したこのモデルは、ブランド初のプラグインハイブリッドスーパーカーであり、同時にV12エンジンの伝統を守る一台でもあります。
レヴエルトは、6.5リッター自然吸気V12エンジンに3基の電動モーターを組み合わせた、まさに“究極のハイブリッド”と言える構成を持っています。システム全体の最高出力は1,015馬力。0-100km/h加速はわずか2.5秒、最高速度は350km/h超と、電動化による性能の妥協は一切見られません。
注目すべきは、そのキャラクターです。モーターを搭載しているとはいえ、レヴエルトはあくまでも“ランボルギーニらしさ”を最優先しています。アクセルを踏み込めば、V12ならではの咆哮が響き渡り、圧倒的な存在感を放ちます。モーターはあくまで補助的に使われ、主役はあくまでもエンジン――その姿勢に、ブランドの哲学が表れています。
とはいえ、EVモードも搭載されており、街中ではエンジンを始動させずにモーターのみで静かに走行することも可能です。このギャップこそ、レヴエルトの面白さかもしれません。「音がしないランボルギーニ」という新たな体験は、従来のイメージを覆すインパクトがあります。
車両価格は約7,000万円で、年間生産台数にも限りがあり、納車待ち状態です。それでも世界中の富裕層から多くの注目を集めています。理由は“最後のV12”になるかもしれないという予測と、“最初のPHEVランボルギーニ”という歴史的な価値が、この1台に詰まっているからです。
レヴエルトは、過激なスタイルと革新技術が見事に融合した、電動化時代の新しいランボルギーニ像を体現する存在です。これからのスーパーカーがどこに向かうのか――その答えのひとつが、ここにあります。

マクラーレン アルトゥーラ|軽さと電動化を両立した“ドライバーズカー”

マクラーレン アルトゥーラ|軽さと電動化を両立した“ドライバーズカー”

マクラーレンが送り出した「アルトゥーラ(Artura)」は、同社初の量産プラグインハイブリッドモデルです。2021年に発表されたこのモデルは、「走りの軽さ」と「電動化の融合」を高い次元で実現した、まさに次世代スーパーカーと言える存在です。
アルトゥーラは、全体設計をゼロから見直した“新世代マクラーレン”として開発されました。カーボンモノコックの新シャシー「MCLA(McLaren Carbon Lightweight Architecture)」を採用し、バッテリーやモーターを搭載しながらも、車両重量はわずか1,498kgに抑えられています。これは、他のPHEVスーパーカーと比べても非常に軽量です。
心臓部は3.0リッターV6ツインターボエンジンとモーターを組み合わせたパワートレインで、システム出力は680馬力。0-100km/h加速は3.0秒を誇り、実用性能としても十分にスーパーカーの域に達しています。V型6気筒エンジンは、マクラーレンとして初の試みで、120度設定のVバンク角は量産車初の仕様となります。
特筆すべきは、走りの質感です。電動モーターによる瞬時のレスポンスと、エンジンの高回転域での伸びが組み合わさることで、ドライバーは常に“思い通りに動く車”を感じることができます。マクラーレンが目指したのは、ただ速いだけの車ではなく、「運転が楽しいハイブリッド」です。
また、バッテリー容量は7.4kWhで、EVモードでは約30kmの走行が可能です。街中での移動や深夜の帰宅時など、静かに走りたい場面でも使い勝手の良い設計になっています。
価格帯は約3,500万円と、他のPHEVスーパーカーに比べて若干安価なポジションにあります。とはいえ、内装や操作系、走行性能にはしっかりとマクラーレンらしさが詰まっており、見た目以上に“濃い1台”です。
アルトゥーラは、「軽さ」「鋭さ」「テクノロジー」の3要素を高いバランスでまとめた、マクラーレンらしい電動スーパーカーです。今後、同社がどのようなハイブリッドモデルを展開していくのかを占う、重要な1台でもあります。


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実は“未来の主流”?スーパーカーの今後

実は“未来の主流”?スーパーカーの今後

プラグインハイブリッドスーパーカーは、単なる一時的な流行ではなく、今後のスーパーカー開発における重要なステップとして位置づけられています。なぜなら、世界中の自動車メーカーが直面しているのは「高性能」と「環境性能」の両立という、かつてない難題だからです。
とくにヨーロッパでは、2035年以降に内燃機関車の新車販売を原則禁止とする方針が打ち出されており、高出力エンジンを得意とするスーパーカーも例外ではありません。そのような中、PHEVは“今できる最良の妥協点”として、各ブランドが選び取った技術なのです。
一方で、スーパーカーの電動化は、単に規制に対応するためだけのものではありません。モーターの即応性やトルク特性を活かすことで、従来のガソリン車では実現できなかった新しいドライビング体験が可能になっています。さらに、音や振動を制御しやすくなり、“劇的な演出”すら電気の力で演出できるようになりました。
また、スーパーカーはしばしば一般車への技術転用の出発点となる役割も果たしています。PHEVで使われている電動アシストやエネルギーマネジメント技術は、今後、SUVやミニバンなどにも応用される可能性があります。つまり、未来の大衆車の性能や燃費が、いまのスーパーカーによって育てられていると言っても過言ではありません。
とはいえ、完全なEVスーパーカー(電気自動車)の普及にはまだ課題も残っています。バッテリーの重量や充電インフラの不足、高速走行時の航続距離などは、依然として解決途上にあります。そうした中で、ガソリンと電気を併用できるPHEVは、“現実的な未来”として一定期間は主流であり続けると見られています。
各メーカーもそれを見越し、PHEVスーパーカーを単なる移行モデルではなく、“新しいスタンダード”として丁寧に設計しています。フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンといったブランドが本気で電動化に取り組んでいるのは、まさにその証拠です。
PHEVスーパーカーは、単なる過渡期の存在ではなく、「未来のクルマ像」を形にしたものとも言えるでしょう。その未来は、意外にもすぐそばまで来ています。


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EVスーパーカー(電気自動車)についてのまとめ

EVスーパーカー(電気自動車)についてのまとめ

かつてスーパーカーといえば、「燃費の悪い趣味の乗り物」として、現実とは縁遠い存在でした。しかし今や、時代は大きく変わっています。環境規制や技術革新の波の中で、プラグインハイブリッドを搭載したスーパーカーが次々と登場し始めました。
スーパーカーのPHEV化はただの燃費対策ではありません。今回紹介した車両は、お世辞にも燃費がいいとは言えない車ばかりです。電動モーターの力を活かして加速性能を高めたり、短距離を静かにEV走行したりと、“速さ”と“エコ”を高次元で両立する技術として注目されています。
フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンといったブランドがこの技術を積極的に採用している事実からも、PHEVがスーパーカーの未来にとって重要な技術であることがわかります。そして、その最先端技術はやがて私たちの身近な車にも応用されていくでしょう。

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