蓄電池の価格相場・メリット・デメリット
家庭用蓄電池の価格相場と設置費用について解説いたします。
商品比較において「価格」を重視される方が非常に多いですが、蓄電池の値段は「販売店・容量・寿命・仕様」によって大きく異なります。
◆ 営業マンに要注意!!
住環境や目的によって最適な蓄電池は異なります。
よくわからないまま営業マンがすすめる蓄電池を「法外に高い金額」で購入し、後悔されている方が非常に多いです。
「販売店・容量・寿命・仕様」によって、価格相場はどう変わるのか?
また、太陽光パネルの設置状況や電力使用量など住環境に応じて「重視すべきポイント」を、「価格」を中心に蓄電池のプロがしっかり解説いたします。
「蓄電池の値段・性能・保証の比較」「あなたに最適な蓄電池の選び方」を動画解説しているので、商品比較にお役立てください。
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家庭用蓄電池の価格相場は?
蓄電池の価格・設置費用について
家庭用蓄電池の値段の目安は概ね以下の範囲です。
※エコ発電本舗の販売価格の平均(工事価格、税金込)
● 販売価格総額:100~250万円程度
● 1kWhあたりの単価:15~20万円/kWh程度
※各商品の販売価格はメーカーの以降で表記不可なので、お手数ですが当社にお問合せください。
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蓄電池の購入において「失敗しない秘訣」「低価格で購入する秘訣」は、「相見積もり」です。
複数社から相見積りを取得することで、簡単に蓄電池の「値段」「保証内容」などを比較できます。
面倒かもしれませんが、必ず複数社に見積りを依頼しましょう。
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容量・仕様・販売店・種類による価格相場の違いは?
蓄電池の価格は「蓄電容量」「仕様」「販売店」「種類」次第で異なります。
◆ 「蓄電容量」による価格相場の違いは?
家庭用蓄電池の蓄電容量は概ね「4.0kWh~16.6kWh」で、販売価格は上述の通り「100万円~250万円」程度です。
家庭用蓄電池の製造コストのほとんどが原材料のリチウムイオンで、リチウムイオンはレアメタルの一種で希少素材なので、蓄電容量が大きくなっても割安にはなりません。
◆ 「仕様」による価格相場の違いは?
家庭用蓄電池の機能は大きく分けて「単機能蓄電システム」と「ハイブリット蓄電システム」に分類され、単機能蓄電システムの方が性能が劣後し低価格です。
ハイブリッド蓄電システムは値段が高いですが、特に停電時の利便性が高いです。動作の違いは後述いたします。
◆ 「販売店」による価格相場の違いは?
販売店は、おおむね「インターネット」「訪問販売」「量販店」「新築工務店」に分けられます。
同じ商品でも販売店次第で、蓄電池の値段は大きく異なります。
「インターネット」の価格相場
エコ発電本舗のようなインターネット販売の場合、人件費や店舗費用など最小限に抑えることで、「販売価格は低価格」になります。
他社との比較が容易なので、蓄電池の値段は安くなります。
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「訪問販売」の価格相場
訪問販売は営業スタッフの人件費が高額です。
その分、販売価格に転嫁されるので、訪問販売で購入すると「価格は高くなりがち」なので、即決しないように注意しましょう。
「量販店」の価格相場
量販店はの価格相場は、ネット販売より若干金額が高いです。
量販店は太陽光発電や蓄電池の設置工事を工事会社に劇的に低価格で委託しており「工事品質が懸念」です。
「新築工務店」の価格相場
新築工務店の価格相場は、インターネットの販売価格と訪問販売の販売価格の中間くらいかと思われます。
新築工務店は、住宅の建設費用を最小限に抑えるため、太陽光発電や蓄電池を高価格にすることは考えにくいですが、住宅価格に組込まれており、「商品単体の価格がわかりにくい懸念」があります。
太陽光発電や蓄電池は「経済メリットが最大の導入価値」になるので、極力安いお値段で導入すべきです。
エコ発電本舗の場合、大量販売によるスケールメリットで商品の仕入れ価格を最小限に抑え、業界最安価格を実現しております。
万一、他社の価格が安かった場合、徹底対抗いたしますのでお気軽にお申し付けください。
◆ 「蓄電池の種類」による価格相場の違いは?
主な蓄電池の種類として「リチウムイオン蓄電池」「鉛蓄電池」「NAS蓄電池」「ニッケル水素電池」などが、あげられます。
以下に、kWh単価の平均価格と特徴を紹介します。
蓄電池の種類 | kWh単価 | 特徴 |
---|---|---|
リチウム イオン 蓄電池 |
13~20万円/kWh | 家庭用・スマホ・EVに使用され、 昨今は需要過多で価格高騰 |
鉛蓄電池 | 5万円/kWh | 安価で安全性が高いが、 寿命が短くエネルギー効率が低い |
NAS蓄電池 | 4万円/kWh | 工場など大規模設備向けで、低価格大容量 |
ニッケル水素電池 | 10万円/kWh | 安全性が高いが、寿命が5年程度で短い |
現状では、家庭用蓄電池の主役はリチウムイオンです。
普及がすすむにつれて、kWh単価は20万円/kWhから13万円/kWh程度にまで低下しておりますが、電気自動車(EV車)が爆発的に普及したことで需要過多となり、直近ではリチウムの金額が上昇傾向です。
NAS蓄電池は主に産業用の蓄電池として活用されており、4万円/kWhが産業用蓄電池の平均的な価格相場となります。
◆ 「DER(VPP)補助金」を活用する際の価格相場は?
2022年度(令和4年度)は、6月から申請開始です。
DERの蓄電池補助金については、以下をご参照ください。
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家庭用蓄電池の価格は値下がりする?
家庭用蓄電池も太陽光発電システムと同様に「将来的に価格が安くなる」と考えているお客様が多くいらっしゃいます。
家庭用蓄電池が将来的に「低価格になる可能性は低い」です。
理由は、家庭用蓄電池の製造コストの大部分が材料費で、材料に希少性が高いリチウムイオンが用いられているからです。
リチウムイオンの材料であるコバルトは、家庭用蓄電池だけではなく、スマートフォンや電気自動車(EV車)のバッテリーにも採用されており、需要の急増により、コバルト価格の推移は急上昇しています。
上記グラフのように、2016年から2018年の2年間で「コバルトの価格は、4倍」に高騰しております。
電気自動車の現状はまだ導入期で、世界的な普及に連動してリチウム電池の需要高まり、家庭用蓄電池の値段が上昇する可能性もございます。
以下は、経済産業省が公表しているリチウムイオン蓄電池のkWh単価(1kWhあたりの価格)の推移で、スマートフォンや電気自動車(EV車)など全てのリチウムイオン蓄電池が包含されているデータです。
kWh単価 (kWh/万円) |
販売総容量 (kWh) |
販売総価格 (十億円) |
|
---|---|---|---|
2015年 | 11.3 | 3,194,389 | 360 |
2016年 | 9.3 | 4,127,349 | 385 |
2017年 | 9.8 | 4,319,904 | 422 |
2018年 | 10.1 | 4,570,056 | 462 |
2019年 | 11.4 | 3,584,531 | 409 |
2020年 | 12.2 | 3,643,962 | 444 |
2017年までは、生産効率の向上と規模の原理によりkWh単価の推移は下降しておりますが、2018年以降は需要が急増し、特に2019年、2020年とkWh単価の推移は上昇しており、今後も電気自動車(EV車)の急激な普及によりリチウムイオン蓄電池の価格推移はしばらく上昇トレンドが続きそうです。
昨今、家庭用蓄電池の導入に対して、国や自治体から高額の補助金が付与されているので、「補助金の予算満了までが、低価格で導入する最大のチャンス」です。
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家庭用蓄電池の補助金
国や自治体からの高額補助金
太陽光発電システムや家庭用蓄電池の普及促進として、国や自治体から高価格の補助金が出ております。
国の補助金を活用するためには、販売店は国が指定した「目標価格」より安い値段での販売が必須です。
太陽光発電や蓄電池を低価格で普及させることが国の方針なので、「目標価格」という制約は理にかなっていますね。
補助金の最新情報は以下をご参照ください。
家庭用蓄電池に対する補助金は、都道府県や市区町村などの地方自治体からも、「国の条件を上回る高価格の補助金」が設定されておりますので、居住地域の補助金情報は入念にご確認ください。
東京都を筆頭に、各自治体から家庭用蓄電池導入に対して高価格の補助金が交付されております。
自治体の補助金についての詳細は以下のページをご参照ください。
家庭用蓄電池の導入における最大の障壁は高額な導入価格です。
数十万円の高額補助金が設定されているうちに導入した方が圧倒的に経済メリットが大きいです。
自治体の予算は少ないので、お早めにご検討ください。
お見積りは全て無料です。
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蓄電池の商品一覧と価格
家庭用蓄電池の種類は多種多様です。
「価格・蓄電容量」だけを重視される方が多いですが、「停電時の動作・リチウムイオンの寿命・性能」も比較すべき重要事項です。
蓄電池のメーカー希望小売価格(定価)を一覧で案内いたします。
※販売価格は、メーカーの意向でサイトに掲載できません。販売価格については当社までメールかお電話でお問合せください。
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「全負荷型・ハイブリッド」の価格
商品 | 蓄電容量 | 税込価格(定価) |
---|---|---|
アイビス7 | 7.04kWh | オープン価格 |
ニチコン | 12kWh | 4,620,000円 |
iedenchi-Hybrid | 10.24kWh | オープン価格 |
スマートソーラー | 11.5kWh | オープン価格 |
「全負荷型・単機能」の価格
商品 | 蓄電容量 | 税込価格(定価) |
---|---|---|
テスラ パワーウォール | 13.5kWh | 1,204,800円 |
ニチコン | 11.1kWh 16.6kWh |
4,070,000円 4,950,000円 |
スマートスターL スマートスター3 | 9.8kWh 13.16kWh |
3,135,000円 4,103,000円 |
「特定負荷型・単機能」の価格
商品 | 蓄電容量 | 税込価格(定価) |
---|---|---|
オムロン KPAC-B | 4.2kWh | 3,157,000円 |
ニチコン ニチコン ポータブル |
4.1kWh 2.0kWh |
1,097,800円 605,000円 |
パナソニック スタンドアロン パナソニック 蓄電盤 |
3.5kWh 1.0kWh |
1,386,000円 437,800円 |
エリーパワー POWER YIILE3 |
2.5kWh | オープン価格 |
「仕様が選べる蓄電池」の価格
商品 | 蓄電容量 | 税込価格(定価) |
---|---|---|
ファーウェイ LUNA2000 | 5・10・15kWh | オープン価格 |
長州産業 スマートPVマルチ |
6.5kWh 9.8kWh 16.4kWh |
2,816,000円 3,423,000円 5,766,200円 |
シャープ クラウド蓄電池 |
4.2kWh 6.5kWh 8.4kWh 9.5kWh 13kWh |
1,958,000円 2,618,000円 3,179,000円 3,476,000円 5,111,480円 |
京セラ エネレッツァ |
5kWh 10kWh 15kWh |
1,650,000円 2,640,000円 3,630,000円 |
パナソニック 創蓄連携 |
3.5kWh 5.6kWh 6.3kWh 7.0kWh 9.1kWh 11.2kWh 12.6kWh |
1,837,000円 2,310,000円 2,662,000円 2,992,000円 3,465,000円 4,312,000円 4,642,000円 |
ループ エネブロック |
2.4kWh/台 (最大6台、14.4kWh) |
オープン価格 |
家庭用蓄電池 5kWh以上を比較
メーカー | テスラ パワーウォール | ニチコン |
---|---|---|
商品 | ![]() |
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容量 | 13.5kWh | 7.4kWh/11.1kWh 12kWh/16.6kWh |
停電時の出力 | 5kW | 【単機能 全負荷】 11.1/16.6kWh:3.0kW 【ハイブリッド 全負荷】 7.4kWh:5.0kW 12kWh:5.9kW |
幅×奥行×高さ | W753×D147×H1150 | W540×D230×H418 W1060×D300×H1250 |
重量 | 114kg | 7.4kWh:61kg 11.1kWh:182kg 12kWh:257kg 16.6kWh:234kg |
機器保証 | 10年間 | 11.1/16.6kWh:10年間 7.4/12kWh:15年間 |
ココがポイント |
|
|
メーカー | 田淵アイビス7 長州スマートPVプラス |
ファーウェイ蓄電池 LUNA2000 |
---|---|---|
商品 | ![]() |
![]() |
容量 | 7.04kWh/14.08kWh | 5kWh/10kWh/15kWh |
蓄電池の 入出力 |
5.5kW (停電時も同様) |
5kWh:1.5kW 10kWh:3.0kW 15kWh:4.5kW |
想定寿命 | 12,000サイクル | 12,000サイクル |
幅×奥行×高さ | W580×D370×H1070 | W670×D150×H600 |
重量 | 130kg | 67kg | 機器保証 | 15年間 | 10年間 |
ココがポイント |
|
|
メーカー | 京セラ エネレッツァ | シャープ クラウド |
---|---|---|
商品 | ![]() |
![]() |
容量 | 5kWh/10kWh/15kWh | 【全負荷型】 13/9.5/8.4/6.5kWh 【特定負荷型】 8.4/6.5/4.2kWh |
蓄電池の出力 | 特定負荷型:2.0kW 全負荷型:2.0kW |
【全負荷型】 13/8.4kWh:4.0kW 9.5kWh:3.0kW 6.5kWh:2.0kW 【特定負荷型】 8.4kWh:4.0kW 6.5/4.2kWh:2.0kW |
想定寿命 | 推定12,000サイクル | 12,000サイクル |
幅×奥行×高さ | W485×D280×H562 | 9.5:560×470×685 8.4:700×360×605 6.5:560×320×575 4.2:500×360×605 |
重量 | 64kg | 9.5:120kg 8.4:135kg 6.5:74kg 4.2:77kg |
機器保証 | 15年間 | 15年間 |
ココがポイント |
|
|
メーカー | オムロン マルチ蓄電 長州スマートPVマルチ |
スマートスターL スマートスター3 |
---|---|---|
商品 | ![]() |
![]() |
容量 | 6.5kWh/9.8kWh/16.4kWh | 9.8kWh/13.16kWh |
蓄電池の 出力 |
16.4kWh:5.9kW 9.8kWh:4.0kW 6.5kWh:2.5kW |
【9.8kWh】 3.0kW(停電時も同様) 【13.16kWh】 出力:5.5kW(停電時も) 入力:5.0kW(停電時も) |
想定寿命 | 11,000サイクル | 6,000サイクル |
幅×奥行×高さ | W490×D295×H1009 W490×D295×H740 W490×D147×H847 |
W762×D440×H1145 W118.2×D39.2×H100.8 |
重量 | 16.4kWh:153kg 9.8kWh:102kg 6.5kWh:65kg |
195kg 265kg |
機器保証 | 15年間 | 10年間 |
ココがポイント |
|
|
メーカー | iedenchi-Hybrid | パナソニック創蓄連携 |
---|---|---|
商品 | ![]() |
![]() |
容量 | 10.24kWh | 屋内:3.5/5.6/7/9.1/11.2kWh 屋外:5.6/6.3kWh |
停電時の出力 | パワコン:4.0kW 蓄電池の入出力:3.0kW |
【屋内】 3.5/5.6kWh:2.0kW 7/9.1/11.2kWh:2.75kW トランス有:4.0kW 【屋外】 5.6/6.3kWh:2.0kW 11.2/12.6kWh:2.75kW トランス有:4.0kW |
想定寿命 | 6,000サイクル | |
幅×奥行×高さ | W870×D350×H870 | 3.5kWh:W480×D139.2×H660 5.6kWh:W480×D230×H610 6.3kWh:W649×D333×H646 |
重量 | 148kg | 3.5kWh:46kg 5.6kWh:68kg 6.3kWh:85kg |
機器保証 | 10年間 | 10年間 |
ココがポイント |
|
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メーカー | ループ エネブロック | スマートソーラー |
---|---|---|
商品 | ![]() |
![]() |
容量 | 2.4~14.4kWh | 11.5kWh/11.8kWh |
停電時の出力 | 全負荷:3.0kW 特定負荷:2.0kW |
3.0kW 3.75kW |
想定寿命 | 6,000サイクル | 6,000サイクル |
幅×奥行×高さ | W440×D410×H89 | W770×D280×H942 W861×D276×H882 |
重量 | 24kg | 11.5kWh:151kg 11.8kWh:155kg |
機器保証 | 10年間 | 10年間(有償15年) |
ココがポイント |
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|
小型蓄電池 5kWh未満を比較
5kWh未満の小型蓄電池は以下をご参照ください。
V2H機器の価格と特徴
メーカー | ニチコン V2H | ニチコン トライブリッド |
---|---|---|
商品 | ![]() |
![]() |
容量 | EV車次第 | 4.9kWh、7.4kWh 9.9kWh(4.9kWh✕2台) 14.9kWh(7.4kWh✕2台) |
停電時の出力 | プレミアムPlus:6.0kW プレミアム:6.0kW スタンダード:3.0kW |
蓄電池1台:4.0kW 蓄電池2台:5.0kW V2H:5.9kW |
幅×奥行×高さ | W809×D337×H855 | 蓄電池:W540×D230×H418 蓄電池:W540×D230×H418 V2H:W520×D260×H1180 ポッド:W170×D173×H430 |
重量 | プレミアムPlus:91kg プレミアム:91kg スタンダード:88kg |
蓄電池4.9kWh:50kg 蓄電池7.4kWh:61kg V2H:61kg |
機器保証 | プレミアムPlus:5年間 (UPS:3年間) プレミアム:5年間 スタンダード:2年間 |
機器保証:15年間 自然災害補償:10年間 |
ココがポイント |
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メーカー | ニチコン パワームーバー | パナソニック ELSEEV |
---|---|---|
商品 | ![]() |
![]() |
定格出力 | 標準:4.5kW ライト:3.0kW |
充電出力:6kW |
幅×奥行×高さ | W631×H500×D305 W553×H456×D292 |
W132×H115×D350 |
重量 | 38kg 21kg |
6kg |
ココがポイント |
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V2Hのメリットデメリット、商品詳細は以下をご参照ください。
価格だけじゃダメ!蓄電池の「かしこい」選び方
上図のように家庭用蓄電池の種類は非常に多く多種多様です。
エコ発電本舗にご相談いただくお客様の多くは、「価格」「蓄電容量」「訪問販売から勧められた商品」だけで商品を選定されます。
最適な蓄電池は、お客様個々の住宅環境や理想とする使い方によって異なり、価格や蓄電容量だけで選定するべきではないです。
エコ発電本舗では、多種類の家庭用蓄電池をラインナップしており、住宅環境やニーズにマッチする商品を選定して提案します。
▶ 今すぐ、蓄電池の価格をチェックする!
ご自宅に最適な家庭用蓄電池の簡単な選び方を紹介いたします。
基本的に以下のポイントをチェックすることで、ご自宅にマッチする蓄電池を選定できます。
蓄電池の仕様(特定負荷型・全負荷型)
家庭用蓄電池は商品によって、停電時の動作が異なります。
特定負荷型と全負荷型の違いを以下に解説します。
◆ 特定負荷型蓄電池
特定負荷型蓄電池は、停電時に特定の家電製品(100vのみ)しか使用できず、停電時は非常に不便です。
特に、IHクッキングヒーターやエコキュート、200vのエアコンを導入されている方は停電時に使えないので不便です。
◆ 全負荷型蓄電池
全負荷型蓄電池は、全ての負荷(200vの電化製品も)使用できるので、停電に気づかないくらい快適に過ごせます。
当然、性能が劣後する特定負荷型蓄電池が低価格ですが、よほどの理由がなければ、全負荷型蓄電池がおすすめです。
▶ 今すぐ、全負荷型蓄電池の見積りを依頼する!
蓄電池の仕様(単機能型・ハイブリッド型)
◆ 単機能蓄電システムの特徴
単機能蓄電システムのメリット
単機能蓄電システムのメリットは、分電盤やパワーコンディショナの2次側に接続するので、「どのメーカーの太陽光発電システムにも適合」します。
ハイブリッド蓄電システムと比較して、単機能蓄電システムは価格が安いことも導入メリットの1つです。
単機能蓄電システムのデメリット
デメリットは「停電時に十分な充電ができないこと」です。
停電時は太陽光発電のパワーコンディショナは自立運転モードとなり、出力電力は最大1.5kW(自家消費と充電含めて)です。
停電中はほとんど充電できないので、停電が長引くと不便です。
◆ ハイブリッド蓄電システムの特徴
ハイブリッド蓄電システムのメリット
ハイブリット蓄電システムのメリットは、「停電時も十分に蓄電池に充電できること」です。
上図はアイビス7の事例ですが、停電時でも太陽光発電の発電電力5.5kWを利用でき、自家消費・充電ともに十分に行えます。
停電が夜まで長引いても、蓄電池の蓄電電力で十分まかなえます。
ハイブリッド蓄電システムのデメリット
デメリットは、既設の太陽光発電との適合性です。
特に古いソーラーパネルの場合、蓄電池設置後に太陽光発電の発電量が大幅に下がるPID現象が発生するケースもあります。
販売店によっては「適合性の調査を省略」するようなので、必ず適合性の調査を依頼しましょう。
単機能蓄電システムの方が低価格ですが、よほどの理由がなければハイブリッド蓄電システムがおすすめです。
▶ 今すぐ、ハイブリッド蓄電システムの見積りを依頼する!
家庭用蓄電池の価格相場
エコ発電本舗の家庭用蓄電池の設置費用の価格相場の目安は以下です。
販売価格総額:100~250万円(工事価格、税金込)
蓄電池の価格相場を把握する効果的な方法は「相見積り」です。
面倒かもしれませんが、2~3社程度は見積もりを依頼し、設置費用を比較することで価格相場を簡単に把握できます。
1社だけの見積りで即決するのは危険です。
そもそも1社だけの提案から、その提案の妥当性を判断するのは極めて困難で、比較する方が簡単です。
価格だけでなく、保証内容や工事内容を比較するうえでも相見積りは極めて効果的で「失敗しない販売店選び」の鉄則です。
蓄電池の「販売店の選び方」を動画解説しております。
あなたに最適な蓄電容量は?
家庭用蓄電池の蓄電容量は、概ね「4~16.6kWh」です。
最適な蓄電容量は「ご自宅の電力使用量」や「太陽光発電のソーラーパネルの設置容量」から試算できます。
電力使用量は、家族構成や生活習慣より変動するので「太陽光発電のソーラーパネルの設置容量」から試算する方が簡単で確実です。
◆ ソーラーパネル3kWの事例
● ソーラーパネルの設置容量:3kW
● 太陽光発電の年間発電量:3,300kWh
= ソーラーパネルの設置容量 x 1,100
● 1日の発電量:9kWh
= 年間発電量 ÷ 365日
● 余剰発電電力:5kWh(自家消費分4kWhを控除)
= 1日の発電量 – 自家消費分(4kWh)
ソーラーパネル3kWに最適な蓄電容量は「5~7kWh」です。
余剰発電電力で、充電できる容量の蓄電池がおすすめです。
▶ 今すぐ、最適な蓄電池の見積りを依頼する!
以下は、太陽光発電のソーラーパネルの設置容量に対する、余剰発電電力(最適な蓄電容量)の早見表です。
太陽光発電 設置容量 |
年間発電量 kWh |
1日の発電量 kWh |
余剰発電電力 (4kWh自家消費) |
---|---|---|---|
3kW | 3,300 | 9 | 5kWh |
5kW | 5,500 | 15 | 11kWh |
6kW | 6,600 | 18 | 14kWh |
7kW | 7,700 | 21 | 17kWh |
リチウムイオン電池の寿命と費用対効果
蓄電池の寿命は「投資効果に大きく影響」するので、補助金の申請前に以下に解説する「寿命と経済効果の関係」をご一読ください。
家庭用蓄電池はリチウムイオン電池の寿命を「サイクル数」で表現します。
サイクル = 1充電 & 1充電
1回充電して1回放電する1セットで1サイクルです。
概ね1日に1サイクル使用するので、リチウムイオン電池の想定寿命は「サイクル数 ÷ 365日」で試算できます。
経年劣化などを考慮してない概算となりますが、商品比較の目的では有効な試算方法です。
◆ 家庭用蓄電池の「想定寿命」は?
各蓄電池メーカーが公表している、リチウムイオン電池のサイクル数から試算した想定寿命を以下に比較します。
想定サイクル数が非公開の商品は、保証期間から寿命を予測します。
蓄電容量 kWh |
想定寿命 サイクル |
想定寿命 | |
---|---|---|---|
アイビス7 | 7.04 | 12,000 | 33年 |
シャープクラウド | 8.4 | 12,000 | 33年 |
オムロンマルチPF | 16.4 | 11,000 | 30年 |
スマートスターL | 9.8 | 6,000 | 16年 |
エネブロック | 2.4~14.4 | 6,000 | 16年 |
ニチコン | 11.1,16.6 | 非公開 10年保証 |
15年程度 |
テスラ パワーウォール |
13.5 | 非公開 10年保証 |
15年程度 |
サイクル数6,000と12,000では、リチウムイオン電池の想定寿命が10年以上も異なります。
家庭用蓄電池は長期的に利用することで、大きな経済メリットを享受できるので、リチウムイオン電池の寿命は極めて重要です。
サイクル数を公開していない商品(ニチコン、テスラ パワーウォールなど)は、機器保証期間から想定寿命を予測できます。
基本的には保証期間より寿命の方が長いはずなので、以下のように推測できます。
● 蓄電池の機器保証が10年:想定寿命は15年程度
● 蓄電池の機器保証が15年:想定寿命は20年程度
◆ 蓄電池の想定寿命から経済効果を試算
リチウムイオン電池の想定寿命と蓄電容量から、蓄電池導入による経済効果も試算できます。
経年劣化や電気料金の上昇は勘案していないので目安としてご参照ください。
算定根拠
・電気料金単価を1kWhあたり27円とする。
・蓄電池の充電は全て太陽光発電の発電電力で行う。
蓄電容量 kWh |
想定寿命 サイクル |
総放電量 kWh |
節電総額 万円 |
|
---|---|---|---|---|
アイビス7 | 7.04 | 12,000 | 84,480 | 228 |
シャープクラウド | 8.4 | 12,000 | 100,800 | 272 |
オムロンマルチPF | 16.4 | 11,000 | 180,400 | 487 |
スマートスターL | 9.8 | 6,000 | 58,800 | 158 |
ニチコン | 11.1 | 5,500 | 61,050 | 164 |
テスラ パワーウォール |
13.5 | 5,500 | 74,250 | 200 |
蓄電容量と想定寿命より、経済効果を試算しました。
蓄電池導入の費用対効果は、「導入価格と節電総額の差分」で試算できます。
経済性だけの視点では、節電総額より導入価格が高額なら赤字です。
停電時などプライスレスな価値もあるので、表面的な経済性だけで判断するのは早計ですが、商品選定の判断材料としては重要なポイントですね。
◆ 蓄電池の寿命が尽きたらどうなる?
リチウムイオン電池の寿命が尽きたら、以下のような対応が必要です。
● 家庭用蓄電池を一式買い換え
● リチウムイオンのみユニット交換
● 蓄電池を撤去し原状復帰
家庭用蓄電池を一式交換する場合、再度100万円以上の導入価格がかかるうえに、既存の蓄電池の撤去費用がかかります。
リチウムイオン電池は産業廃棄物として処理する必要があり、処理費用は現時点では非常に高価格です。
リチウムイオン電池のユニット交換においては、メーカーの対応方法やユニットの価格は現時点では確定しておりません。
極力、長寿命の家庭用蓄電池を導入されることをおすすめします。
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家庭用蓄電池の「かしこい」選び方のまとめ
停電時の仕様
・全負荷型
・ハイブリッド蓄電システム
設置費用
・価格は2~3社の相見積もりで価格相場を把握する
・1社だけの提案で即決しない
蓄電容量
・太陽光発電システムの設置容量から最適な蓄電容量を試算
・余剰発電電力で充電できる容量の家庭用蓄電池を選ぶ
リチウムイオン電池の寿命
・極めて重要要素で、極力長寿命の商品を選ぶ
・サイクル数非公開の商品は保証期間から試算する
上記の選定条件をプロットすると以下のようになります。
スマートスターLとテスラのパワーウォールは厳密には単機能蓄電システムですが、擬似的にハイブリッド蓄電システムと同様に動作するので掲載しております。
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家庭用蓄電池のメリット
蓄電池の設置メリットは?
蓄電池の設置メリットは「電気代の節約」「災害時の非常用電源の確保」です。
「太陽光発電システムの売電価格の下落」「電気料金の価格上昇」という2つの要因から、発電電力は売電するより自家消費した方が経済メリットが大きくなり、太陽光発電システムと共に家庭用蓄電池を導入される方が増えています。
売電価格
2022年度(令和4年度)の余剰買取価格:17円/kWh
電気料金
電力プラン次第:25~30円/kWh
上記の売電価格は「経済産業省 資源エネルギー庁」が公表している売電価格で、2022年度は17円/kWhと決まっております。
電気料金が売電価格より高価格なので、自家消費がお得です。
卒FITで蓄電池の経済メリットが増大!?
◆ 買取期間満了後は経済メリット増大
「卒FIT後の売電価格は6~10円程度」なので、さらに自家消費の経済メリットが増加します。
太陽光発電の発電電力を無駄なく自家消費するためには、家庭用蓄電池の設置が効果的です。
◆ 今後も電気料金は価格上昇傾向
電力会社から購入する電気料金は年々価格上昇傾向です。
電気料金が売電価格を上回る地点を「グリッド・パリティ」と呼びます。
◆ 家庭用蓄電池の経済効果を比較
以下に、太陽光発電の発電電力を「電力会社に売電」と「蓄電池を設置し、全て自家消費」で、20年間の収益を比較しました。
前提条件
・売電価格:19円/kWh(売電期間満了後は8円/kWh)
・電気料金:30円/kWh
・ソーラーパネルの設置容量:5kW(年間発電量5,500kWh)
電力会社に売電
年数 | 試算 | 収益 |
---|---|---|
1~10年目 | 5,500kwh × 17円 × 10年 | 935,000円 |
11~20年目 | 5,500kwh × 8円 × 10年 | 440,000円 |
20年間の収益 | 1,375,000円 |
蓄電池を設置し、全て自家消費
年数 | 試算 | 収益 |
---|---|---|
1~20年目 | 5,500kwh × 25円 × 20年 | 2,750,000円 |
20年間の収益 | 2,750,000円 |
収益の差は「1,375,000円」
家庭用蓄電池の導入費用を差し引いても、自家消費する方が圧倒的に経済メリットが大きいです。
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災害時における、蓄電池のメリットは?
蓄電池の本来の導入目的は、停電時の非常用電源です。
非常用電源の経済価値は人それぞれですが、その効果は絶大です。
例えば、2019年の千葉県の台風では最長2週間も停電しました。
家庭用蓄電池を導入されていない多くの方々は、近くのガソリンスタンドまでスマートフォンを充電するために毎日5時間も並んだそうです。
毎日5時間スマートフォンの充電に並ぶコストや機会損失は人それぞれですが、ご自身の時間の価格価値はなんとなく試算できるのではないでしょうか。
当然、停電中は照明やエアコンも使えません。
体調不良やお子様の受験など重要な時期と停電が重なることもあり、家庭用蓄電池の非常用電源としてのメリットは絶大です。
◆ 停電時の蓄電池の稼働時間は?
「停電時に上図の家電製品(合計消費電力約430w)を同時に何時間使用できるか?」という観点で比較してみます。
アイビス7 容量7.04kWh 出力5.5kW
➔ 約13.3時間使用できます。
スマートスターL 容量9.8kWh 出力3.0kW
➔ 約18.5時間使用できます。
アイビス7やスマートスターLは「全負荷型蓄電池」で、停電中にエコキュートやIHクッキングヒーターなど200vの家電も使えるので、非常に便利です。
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家庭用蓄電池のデメリット
ソーラーパネルとの適合性
蓄電池の懸念点として、「電力使用量」「ソーラーパネルの設置容量」を蓄電容量と適合させないと、費用対効果が低減します。
また、太陽光発電システムのメーカーやソーラーパネルの製造時期によっては、PID現象(太陽光発電システムの発電量が大幅に低減)などの不具合が発生する可能性もあります。
リチウムイオン電池の寿命は?
リチウムイオン電池の寿命はメーカーや商品ごとで異なりますが、さらに経年劣化により充放電可能な蓄電容量が以下グラフのように低減します。
蓄電池の商品ごとの寿命は、以下のリンクからご確認ください。
▶ 商品ごとのリチウムイオン電池の寿命はこちら
販売店・工事業者の選定は極めて重要!
昨今、太陽光発電システムや家庭用蓄電池の工事不良が問題になっており、分電盤からの発火などニュースにもなっております。
そもそもなぜ、工事品質が悪い施工業者が多いのでしょうか?
理由は昨今の「家庭用蓄電池ブーム」「建設業界の人材不足」によるものです。
工事業者は、多数の太陽光発電システム設置工事や家庭用蓄電池設置工事を受託しており、短時間で工事を完了させる必要があり、人材不足の工事業者は経験不足の職人を割り当てる傾向にあります。
結果的に配線の接続ミスなど、工事起因によるトラブルが多発しています。
優良販売店・工事店の簡単な見極め方は、「口コミのチェック」が効果的です。
工事品質に自信があるから「15年間の施工保証」を提供します。
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ダブル発電で売電価格が下落?
「シングル発電・ダブル発電」とは?
太陽光発電システムと家庭用蓄電池の組合せ次第では、運転モードが「ダブル発電」になります。
太陽光発電システムの設置年数が古い場合、売電価格が大幅に低価格になるので家庭用蓄電池の導入前に要チェックです。
◆ シングル発電(押し上げ効果なし)
シングル発電とは「太陽光発電の売電中は、家庭用蓄電池は放電できません。」
シングル発電の場合、太陽光発電システムの発電電力をまずは自家消費に使用し、余った余剰電力を売電します。
①ナイトタイム(23~7時)
電力会社から購入した電力を蓄電池に充電
②リビングタイム(7~11時、17~23時)
家庭用蓄電池の充電電力を家庭内に放電
③デイタイム(10~17時)
太陽光発電の発電電力を自家消費し、余剰発電電力を売電
◆ ダブル発電(押し上げ効果あり)
ダブル発電とは「太陽光発電の売電と、蓄電池の放電を同時に行うこと」です。
本来、太陽光発電の発電電力は家庭内で自家消費し、「余った余剰発電のみを売電に充当」できます。
ダブル発電の場合、蓄電池の充電電力で自家消費をまかない、太陽光発電の「発電電力は全て売電」できます。
売電量を押し上げるので「押し上げ効果あり」と呼ばれています。
①ナイトタイム(23~7時)
電力会社から購入した電力を蓄電池に充電
①リビングタイム(7~11時、17~23時)
電力会社から購入した電力を家庭内で使用
②デイタイム(10~17時)
家庭用蓄電池の充電電力を家庭内に放電
ダブル発電の場合、売電価格が減額されます。
以下は太陽光発電システムの設置時期に対する、売電価格の値下げ価格です。
設置時期 | 売電価格 | 売電価格の差分 |
---|---|---|
2013年 | 38円/kWh | -7円 |
2014年 | 37円/kWh | -7円 |
2015年 | 33円/kWh | -6円 |
2016年 | 31円/kWh | -6円 |
2017年 | 28円/kWh | -3円 |
2018年 | 26円/kWh | -1円 |
2019年以降 | 年々低下 | 差分なし |