太陽光発電の導入を検討する人が増える一方で、SNSや口コミでは「やめとけ」といったネガティブな意見も多く見られます。初期費用が高い、売電価格が低い、メンテナンスが面倒など、さまざまな理由が挙げられており、必ずしも根拠のない噂ではありません。「本当に損をするのか?」「思ったより発電しない?」など、不安を感じている方も多いかもしれません。
本記事では、太陽光発電に関するネガティブな意見の真相を、導入のメリット・デメリットといった基礎知識から徹底的に検証します。
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太陽光発電はやめたほうがいいと言われる7つの理由
インターネット上では「太陽光発電はやめたほうがいい」といった否定的な声が多く見られます。なぜそのような意見が出るのでしょうか。太陽光発電はやめたほうがいいと言われる7つの理由を詳しく解説します。
太陽光発電の価格と商品比較
初期費用が高くつくから
経済産業省資源エネルギー庁のデータによると、2024年時点での住宅用太陽光発電の設置費用は、新築住宅の場合で1kWあたり平均28.6万円とされています。一般的な家庭で導入される3~5kWのシステムでは、85.8万~143万円程度の初期投資が必要です。確かに金額だけを見れば、大きな出費に感じられるでしょう。
初期費用だけで判断すべきでない理由
高額な導入費用は一見ハードルに思えますが、太陽光発電は電気代の削減や売電収入によって、長期的に投資を回収できる可能性があります。また、自治体によっては補助金制度が用意されており、これを活用すれば初期費用の負担を軽減できます。
コスト低下と技術進歩による追い風
太陽光発電システムの価格は年々下がり続けています。背景には、技術の進歩や市場の拡大による規模のメリットがあり、今後も導入コストが抑えられる可能性があります。この点からも、導入のタイミングを検討する余地は大きいといえるでしょう。
蓄電池との併用で広がるメリット
さらに、蓄電池を組み合わせることで発電した電力を効率的に自家消費できるようになり、売電収入に依存せずに経済的なメリットを享受できます。災害時の停電対策としても役立つため、経済性と安心感の両方を備える点は大きな魅力です。
総合的な視点で判断を
太陽光発電は「初期費用が高い」という一点で判断するのではなく、電気代削減、売電収入、補助金、技術進歩、そして安心感といった要素を総合的に考慮することが重要です。長期的な視点を持つことで、太陽光発電の価値はより明確に見えてくるでしょう。
メンテナンス費用がかかるから
太陽光発電システムは屋外で長期間使用されるため、定期的な点検や清掃、部品交換といったメンテナンスが必要です。2017年4月に施行された改正FIT法でも、安全性と安定運用を確保するために、定期的な点検やメンテナンスの実施が推奨されています。
メンテナンスにかかる費用の目安
定期点検の費用は1回あたり1万〜3万円程度が一般的です。パネルの清掃にかかる費用は1枚あたり約500〜1,000円前後とされています。また、電気を家庭で使える形に変換するパワーコンディショナーは寿命が10〜15年とされており、その交換には20〜30万円ほど必要になるケースがあります。
出費以上の価値を持つメンテナンス
こうした費用は決して小さな負担ではありません。しかし、定期的に点検や清掃を行うことで、発電効率の低下や機器の故障による大きな損失を未然に防ぐことができます。むしろ、適切なメンテナンスは長期的なコスト削減や安全性の確保につながる投資といえるでしょう。
近隣住民とトラブルになる可能性がある
太陽光発電には太陽光パネルが必要ですが、設置した位置や角度によっては太陽光が反射し、近隣の家に強い光が差し込んでしまう場合があります。基本的には大きな問題にならないケースがほとんどですが、反射した強い光は精神的なストレスになったり、熱中症などにつながったりする場合もあるので注意しなければなりません。また、太陽光発電が日中に発電している際、パワーコンディショナーからはエアコンの室外機程度の動作音がします。音の大きさは、図書館で聞こえる程度のものをイメージするとわかりやすいでしょう。ただ、近隣の家が極端に近い場合はそういった音でも騒音に感じる可能性があるため、設置する位置を考慮しておく必要があります。
シミュレーションと実際の収益に差が出るから
太陽光発電を導入する前に、シミュレーションで「どの程度の収益があるか」を予測します。ただ、実際に導入した後で利益を見たときにシミュレーションでの予測と誤差が出る場合も少なくありません。シミュレーションはあくまでも予測であり、日によって日射量も異なることから、必ずしも予測通りの利益になるとは限らないからです。差が出るといっても予測と大きく外れることはなく、多少といえる程度の誤差といえます。予測と実際の利益の誤差が大きい場合は、悪徳業者と考えてもよいでしょう。
買取価格が毎年下がっているから
太陽光発電の固定買取価格は年々引き下げられており、初期のような高額な買取制度は期待できません。10kW未満の住宅用太陽光発電のFIT価格(円/kWh)は、2012年には42円でしたが、その後どんどん低下していき、2024年には16円となりました。当初の半値以下の落ち込みとなっています。2025年10月から最初の4年間だけ24円/kWhに設定される見通しですが、その後の6年間は8.3円/kWhと大幅に下がるため、売電収入による回収は以前ほど期待できなくなっています。
FIT価格引き下げの背景には、設置費用の低下による補助の必要性の減少、「再エネ賦課金」の抑制策が関係しています。また、FIT期間が終了すると、売電価格は自然に下がります。売電価格は電力会社との相対契約に移行し、 市場価格にもとづく価格設定が行われるからです。
環境によって発電量が左右するから
太陽光発電は天候や地域の気候条件といった、環境によって発電量が左右されます。太陽光パネルは、日射量に応じて発電するため、晴天時には最大の発電量を確保できますが、悪天候時には大幅に発電量が低下します。曇りや雨の日が多い地域では発電量が安定せず、期待した発電量を得られません。
梅雨や長雨の時期は日射量が少なくなり、発電量が通常の半分以下になるケースもあります。北海道や東北地方など積雪が多い地域では、パネルが雪に覆われてしまうと発電量がほぼゼロになります。
季節によっても日射量は変化します。5〜8月は日照時間が長く発電量も上昇しますが、日照時間が短い冬場は発電量が減少します。
太陽光発電は環境によって発電量が左右されるため、太陽光パネルの性能だけを検討するのではなく、蓄電池の併用、適切な設置場所の選定、パネルの角度調整などの対策が不可欠となります。
施工不良のリスクがあるから
太陽光発電の設置によるリスクとして、雨漏りが挙げられます。太陽光パネルを屋根に設置する際に、工法によっては屋根材の下にある防水シートに下穴を開けて取り付けなければなりません。ただ、雨漏りの可能性は施工する業者の腕によるといえるため、施工品質の高い業者に依頼することが重要です。施工品質の高い業者が設置すれば施工不良のリスクが抑えられます。
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今からでも遅くはない!太陽光発電設置によって得られるメリット
前述したように「太陽光発電をやめたほうがいい」という意見が出る理由をお話ししましたが、同時にさまざまなメリットもあります。こちらでは、太陽光発電の主なメリットを紹介します。
太陽光発電の価格と商品比較
電気代を節約できる
太陽光発電を導入する主なメリットの一つは、電気代の節約です。自家消費を前提とした太陽光発電を設置すると、電力会社から購入する電気の量を減らせるため、自然と電気代の節約を実現できます。
例えば、家庭の年間電力消費量を5,000kWh、電気料金単価を31円/kWhと仮定します(※)。太陽光発電を設置しない場合の年間電気代は以下のとおりです。
● 太陽光なしの年間電気代:
5,000kWh×31円/kWh=15万5,000円
一方、年間発電量が5,500kWhの太陽光発電を導入し、発電量の50%(2,750kWh)を自家消費に回したとすると、年間の電気代は次のように変動します。
● 自家消費分:
5,500kWh×50%=2,750kWh
2,750kWh×31円=8万5,250円
● 年間の実質電気代:
15万5,000円-8万5,250円=6万9,750円
年間の電気代は45%(6万9,750円)に減少し、さらにこれを続けていくと、長期的な節約効果が期待できます。
売電収入を得られる
太陽光発電を導入すると、家庭で使い切れなかった電気を電力会社に売却でき、その分の売電収入を得られます。売電価格は「固定価格買取制度(FIT制度)」によって国が定めた価格で一定期間保証されるため、導入後の収益が見通しやすいのが大きな特徴です。
2025年度設置の場合の売電価格
2025年度に設置された住宅用太陽光発電の売電単価は以下の通りです。
・2025年9月30日までに認定を受けた場合
→ 1kWhあたり15円(税込)が10年間固定
・2025年10月1日以降に認定を受けた場合
→ 最初の4年間は24円(税込)/kWh
→ 残り6年間は8.3円(税込)/kWh
→ 合計10年間の2段階価格が適用
売電収入の活用と注意点
売電収入は電気代の削減効果に加えて、初期投資の一部を回収する手段にもなります。ただし、売電価格は年度や申請時期によって変わるため、タイミングを見極めることが重要です。家庭ごとの電力消費パターンを把握し、最適なシステム容量を選ぶことで、売電収入を最大限に活用できるでしょう。
停電時に電気を使える
太陽光発電システムは、平時だけでなく、災害による停電時にも電力を確保できる利点があります。多くの住宅用太陽光発電システムのパワーコンディショナーには、非常時に100Vの電源を供給できる自立運転機能が搭載されており、停電時でもスマートフォンや照明、テレビなどの生活に必要な機器に使用可能です。
災害時にはライフラインの確保が重要となるため、自宅に電源を確保できる太陽光発電は大きな安心材料となります。地震や台風などの自然災害が頻発する日本では、電力供給が途絶えた際の備えとして非常に有効です。
非常用電源として使用できる電力には上限があり、同時に多くの電化製品を使用できません。より安定した電力供給を求める場合は、蓄電池との連携が有効な選択肢です。
蓄電池・エコキュート・V2Hでさらに可能性が広がる
太陽光発電は、蓄電池・エコキュート・V2Hとの組み合わせによって活用幅が広がります。たとえば、蓄電池を導入すると、昼間に発電した電力を蓄えて夜間・非常時にも利用可能です。太陽光発電の自家消費率が高まり、電気代の削減効果が一層高まります。エコキュートと連携すれば、昼間の太陽光電力を使ってお湯を沸かせるため、ガス給湯器に頼らないオール電化生活が実現可能です。ランニングコストの削減だけでなく、二酸化炭素(CO2)排出の削減にも貢献します。
さらに、V2H(Vehicle to Home)と連携すれば、太陽光発電で生み出した電力を電気自動車に充電し、必要に応じてその電力を住宅への供給が可能です。EVは非常用電源として活用でき、長時間の電力供給が可能であるため、災害時の電力確保にもつながります。以上の設備を効果的に組み合わせ、エネルギーの自給自足、光熱費の削減、災害時の備えといった多岐にわたるメリットを最大限に引き出せます。
地球温暖化防止へ貢献ができる
住宅用太陽光発電を導入すれば、自宅で使う電力の一部または大半をクリーンなエネルギーでまかなうことが可能となり、結果として家庭単位でのCO2排出量を大幅に削減できます。社会が直面する深刻な課題である地球温暖化の原因の一つは、化石燃料の燃焼などによって排出される温室効果ガスです。とくに発電分野では、石炭や天然ガスなど化石燃料の燃焼により多くのCO₂が発生します。温室効果ガス削減のためには、再生可能エネルギーの利用拡大が不可欠であり、太陽光発電はその中心的な役割を担っているのです。
太陽光発電は発電時にCO₂を一切排出しないため、使えば使うほど環境負荷の低減に直結します。個人レベルの取り組みとしても、太陽光発電の設置は極めて有効です。一戸あたりの発電量が小さくても、多くの家庭が太陽光発電を導入することで、累積効果は非常に大きなものとなります。分散型電源の利点でもあり、送電ロスの軽減や電力供給の安定化にもつながります。
補助金を活用できる
太陽光発電の購入に際しては、自己資金だけでなく、自治体が提供する補助金を活用できます。補助金は、自治体などが特定の目的のために支給する返済不要の資金です。個人や企業が事業や設備投資を行う際に、費用の一部が支援されます。太陽光発電の補助金に関しては、現在、国による支援制度は廃止されていますが、東京都をはじめ各都道府県の自治体が設けている制度を活用できます。
補助金を活用すると、初期投資の負担を軽減できるのがメリットです。投資回収期間も短縮できます。補助内容や条件は各自治体によって異なるため、お住まいの地域の自治体公式サイトや窓口で最新情報を確認することをおすすめします。
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太陽光発電をやめたほうがいいケース
太陽光発電は地球温暖化防止や電気代の節約などメリットが多いですが、導入をやめたほうがいいケースもあります。こちらでは、太陽光発電の導入をやめておいたほうがいいのはどのような場合なのか紹介します。
日射量が少ない地域
太陽光発電は住んでいる地域によって適応性があります。たとえば、雪国といわれている地域では、雪が多いなどの理由で太陽光発電の年間発電量が制限されているので注意しましょう。「NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)」のホームページをチェックすると、制限されている地域や発電量が確認できます。また、自宅の周囲に大きな建物があるなど、周辺環境によって影ができやすい場所も太陽光発電には向きません。
電気をあまり使っていない
太陽光発電は電力を自家消費にすれば、契約している電気会社からの供給以外の電気を得られます。そのため、電気代が日常的に高い世帯では、太陽光発電を取り入れることで出費を抑えることも可能です。ただ、電気をあまり使用しない家庭の場合はその恩恵を受けにくいため、太陽光発電の導入をするかどうかよく考慮したほうがよいでしょう。節電効果は、電力の使用量に比例して大きくなるといえます。
日差しを遮る建物がある
設置場所の周囲に高層ビルやマンション、樹木、電信柱など、日差しを遮る建物がある場合は、太陽光発電の導入に適していません。直射日光が遮られると、太陽光パネルに十分な光が当たらないため、発電量が減少します。特に午前や午後の時間帯に影ができると、発電可能な時間が短くなります。
また、太陽光パネルを直列でつなぐ場合、部分的な影でも発電量が大幅に低下するため注意が必要です。直列接続においては、一部のセルに影がかかると、その影響が他のセルにも波及し、結果的にパネル全体の発電効率が低下します。
年間を通じた影の変化にも注意しなければなりません。建物や樹木は立地が変わらなくても、影は季節によって変化します。冬は太陽の角度が低くなるため、影は長くなり、パネルの広い範囲に影響が出る可能性があります。太陽光発電の導入に際しては、日差しを遮る建物がないか、周囲の環境を調査することが必須条件となります。
屋根の形状が特殊
太陽光発電を利用するためには、屋根に太陽光パネルを設置しなければなりません。一般的な形状の屋根であれば問題ありませんが、特殊な形状をしていたり、屋根が小さく設置しにくかったりすると問題になる可能性が高いです。特殊な形状の屋根は設置に手間と時間がかかるため、その分費用がかさんでしまいます。また、屋根が小さい場合は太陽光パネルを設置しても多くの電気を得られず、初期費用の回収ができるかどうかもわかりません。
光害が発生する可能性がある
太陽光パネルの設置によって、周囲に「光害」を生じさせる可能性がある場合は、導入をやめたほうがいいと言われます。光害とは、太陽光パネルから強い反射光が生じて、さまざまな影響を与えたり、支障をきたしたりするリスクです。近隣住民とのトラブルの原因になる事例も見られるため、注意しなければなりません。
太陽光発電で光害が発生しやすいケースは、太陽光パネルの強い反射光が隣接する建物の窓やベランダに入ってしまう場合です。これにより、居住環境に影響を及ぼす可能性があります。必ずしも設置を諦める必要はありませんが、反射率の低いパネルを選んだり、設置角度を調整したりするなど、しかるべき配慮が必要です。
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太陽光発電がおすすめなケース
日当たりが良い場所に住んでいる
太陽光発電は日射量が多いほうが発電量が多くなり、節電効果もより期待できます。そのため、日当たりがよい場所に住んでいる場合は、太陽光発電を導入すれば自宅で使用する電気のほとんどをそちらで賄えますし、売電できる量も多く、メリットも多いです。ただ、注意点として、太陽光を設置する前に日差しを遮るものが周囲にないかどうかをチェックしておく必要があります。日当たりがよい場所であっても、それが遮られてしまえば、その分、発電量も少なくなってしまうからです。
再生可能エネルギーの電気を使いたい
環境への配慮から、再生可能エネルギーを積極的に活用したいと考えている人にとって、太陽光発電は最適な選択肢です。太陽光発電は発電時に温室効果ガスであるCO2(二酸化炭素)を排出しないクリーンなエネルギー源として知られています。一般的な火力発電と比較すると、大幅なCO2削減が可能であり、環境負荷の低減につながります。太陽エネルギーは、ほぼ永久的かつ無尽蔵に降り注ぐため、石油や石炭のように資源枯渇のリスクがありません。
空気や水の汚染リスクが少ない点も高く評価できます。火力発電では、NOx(窒素酸化物)やSOx(硫黄酸化物)など大気汚染物質の排出が問題となりますが、太陽光発電ではこのような大気汚染物質は発生しません。さらに、水力発電と比べても、大規模なダム建設による生態系への影響が少ない点も、太陽光発電が環境に優しいクリーンエネルギーである証拠です。
地震や台風などの自然災害が少ない
日射量が多い場所であるほか、地震や台風などの自然災害が少ない地域に住んでいることも太陽光発電を導入しやすい条件といえます。自然災害が多く発生する地域の場合、その被害のひとつとして設置した太陽光パネルが破損したり、自宅自体が損壊したりする可能性も高くなるからです。太陽光発電の導入費用は高額であるため、その費用分を回収するには長く使用し続けることが重要になります。自然災害が多い地域の場合、太陽光発電を導入したとしても長く保てない、あるいは修理しなければならない頻度が多くなることから出費のほうが多くなる可能性が高いです。太陽光発電の初期費用を回収できなくなる可能性のほうが高いため、設置をしないほうが結果的によいケースもあるでしょう。
屋根がシンプルで面積が広い
太陽光パネルを屋根に設置しなければならないため、屋根の形状はできるだけシンプルで面積が広いほうがよいです。面積の広さは特に重要で、広ければ広いほどそれだけ多くの太陽光パネルを設置でき、発電量につなげられます。ただ、屋根の広さがある場合でも、あまりに角度が急になっているものは太陽光がきちんと太陽光パネルに当たらないため、多くの発電量を得られない可能性もあるので注意しましょう。形状的には三角形や台形の屋根には、太陽光パネルをうまく設置できません。新築で家を建てる際に、太陽光発電の設置をしたいと考えている場合は、太陽光発電の販売業者にも相談しておくとより安心です。
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太陽光発電での失敗を避けるためにできること
太陽光発電を導入するにあたり、失敗を避けるためにできることを知っておきましょう。
太陽光発電についての知識を身につける
太陽光発電を検討する際には、まず設置にかかる費用相場を調べておくことが重要です。悪徳業者の中には「安く導入できる」「お得に設置できる」とメリットだけを強調し、不当に高額な契約を結ばせるケースもあります。だまされないためには、事前に費用の目安を把握しておくことが不可欠です。
また、太陽光発電を正しく運用するには基礎知識も欠かせません。例えば「FIT制度による固定買取価格の仕組み」や「地域特性に合った発電システムの選び方」、さらに「太陽光パネルや蓄電池の正しい扱い方」といった知識を備えておくと、安心して導入・運用できるでしょう。
蓄電池選びで注意すべきポイント
太陽光発電と一緒に蓄電池を導入する場合、特に注意したいのが蓄電池のタイプです。業者の中には「単機能型蓄電池」をすすめるところもありますが、これは避けたほうが賢明です。
単機能型蓄電池には、太陽光発電で作られた直流電力を家庭用の交流電力に変換する「パワーコンディショナー」の機能がありません。そのため、太陽光発電システム・蓄電池・パワーコンディショナーの3つを個別に購入する必要があり、結果として余分な費用がかかってしまいます。
一方で「ハイブリッド型蓄電池」であれば、太陽光発電と蓄電池の両方を1台のパワーコンディショナーで管理できるため、効率的かつ経済的です。業者に勧められるがまま単機能型を選んでしまうと、得をするのは業者側だけで、導入者にとっては損につながります。
シミュレーションを綿密に行う
太陽光発電を導入する際には、事前に発電量や収支のシミュレーションを行うことが欠かせません。発電量は地域ごとの日射量やパネルの設置条件によって大きく左右されます。あらかじめ予測を行い、期待値と実際の発電量とのギャップを小さくしておくことで、導入後の失敗を防げます。
収支シミュレーションと投資回収計画
導入を検討する際には、以下のようなポイントをシミュレーションする必要があります。
・毎月どのくらい電気代を削減できるのか
・初期費用を何年で回収できるのか
・余剰電力を売却した場合、どの程度の売電収入が見込めるのか
こうしたデータを可視化し、長期的な投資回収計画を立てることで、無理のない判断が可能になります。
設置環境の確認も忘れずに
発電効率を最大化するためには、屋根の向きや角度、周囲の建物や樹木による影の影響を事前にチェックすることが重要です。リアルなシミュレーションを通じて、最適な設置方法を検討しておくと安心です。
シミュレーションの実施方法
シミュレーションは、インターネット上の無料ツールを利用する方法もありますが、精度の面では限界があります。正確な予測や最適な提案を受けるためには、実績が豊富で信頼できる施工会社に相談するのがおすすめです。
自家消費をメインにする
太陽光発電は自宅で電気を作れるため、余剰電力を売電して収入を得ることも可能です。しかし、固定買取価格は年々下落しており、今後も同じ傾向が続くと考えられます。その結果、「高く買って安く売る」状態になるリスクがあり、売電だけに頼った収益化は不利になりかねません。したがって、売電収入をあてにするのではなく、自家消費を前提としたシミュレーションを行うことが重要です。
自家消費で電気代を削減
自家消費型の太陽光発電を活用すれば、家庭での電気代を直接節約できます。たとえば、電力会社の深夜料金がお得なプランを契約し、昼間は太陽光発電でつくった電力を使用、夜は蓄電池にためた電力を活用する方法です。このサイクルを取り入れることで、電力会社からの購入電力を最小限に抑えることができます。
値上げ時代に対応できる仕組み
電力会社による電気料金の値上げが相次ぐ中、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた自家消費モデルは、年間を通して安定的に節約効果をもたらします。特に、日常的に電気を多く使う家庭ほど、電気代削減の恩恵を大きく受けられるでしょう。
信頼できる施工会社を選ぶ
太陽光発電を導入する際に最も重要なのが、施工会社の選定です。発電効率や安全性はもちろん、導入後の満足度にまで影響するため、業者選びは慎重に行う必要があります。
実績と技術力を重視
選ぶ際は、施工実績が豊富で太陽光発電に関する専門的な経験と技術力を持つ会社を優先しましょう。過去の施工事例や口コミ、さらにはスタッフが保有している資格などを確認すると、その会社の信頼度を見極めやすくなります。
比較提案ができる会社を選ぶ
特定メーカーの製品だけを扱う業者よりも、複数の太陽光発電メーカーを取り扱い、比較提案が可能な会社のほうが安心です。複数の選択肢が提示されることで、自分の家庭の条件やニーズに合った最適なプランを見つけやすくなります。
相見積もりで適正価格を確認
価格面の判断には、必ず複数の会社から相見積もりを取りましょう。施工費用や保証内容には業者ごとに差があるため、単に安さだけにとらわれず、提案内容や保証の手厚さも含めて比較することが大切です。
総合的に信頼性を見極める
最終的には、実績・ノウハウ・提案力・アフターフォロー体制まで総合的に比較して判断するのがポイントです。こうした視点で施工会社を選ぶことで、後悔のない太陽光発電ライフを実現できるでしょう。
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太陽光発電ならエコ発電本舗がおすすめ!
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施工品質を左右するのは、実際に工事を行う施工店の技術力です。エコ発電本舗は「施工技術の高さ」「評判のよさ」に重点を置き、これらの条件を満たす工事店のみと提携しています。そのため、依頼すれば高い工事品質で太陽光発電を導入でき、長期的に安心して利用できます。
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太陽光発電は高額な投資であり、できるだけ長持ちさせたいと考える家庭も多いでしょう。そのためには、設置工事が正確であることに加え、導入後のサポート体制が重要です。エコ発電本舗は充実したサポートを提供しており、安心して任せられる体制を整えています。
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エコ発電本舗の大きな特徴は、業界最長クラスの15年間の保証制度です。機器保証15年、災害補償最長15年、施工保証全件15年を備えています。メーカー保証により、故障時の修理や交換は無償で対応されるほか、火災や落雷、風害や雪害、洪水や土砂崩れなど自然災害による被害にも対応可能です。また、盗難被害や施工不良が原因の不具合にも保証が適用されます。なお、工事に起因する雨漏りや水漏れといったトラブルについて、これまで発生事例はありません。
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