埼玉県は海の無い内陸県のひとつです。東京向けの出荷を行う農家も多く、千葉県と肩を並べて近郊農業に力を入れている地域です。
快晴日数は日本一とも言われており、農業に適した土地と言えます。
快晴から得られる恩恵は農業だけではなく、太陽光発電にも活かされています。埼玉県は全国2位の太陽光発電導入率を誇るソーラー先進地域です。補助金制度は整備され、発電機をスムーズに導入するための導線づくりが徹底されています。
あくまで試験的な取り組みではあるものの、導入希望者を県で募って低価格で一括購入するという取り組みも行われました。
また、なんといっても埼玉がアピールできる太陽光発電の取り組みとしてはメガソーラーが挙げられます。浄水場の敷地を利用して開設された行田浄水場のメガソーラーが2012年の春に運用されて以降、次々新たなるメガソーラー建設の計画が論議されています。
2013年の夏には、大きな池の水面にソーラーパネルを浮かばせて運用する水上メガソーラーの運用が開始される予定です。
水温が高温化したパネルを冷却し、発電効率を10%以上も高めるといわれ、その効果が期待されています。
埼玉県は住宅への設置以上にメガソーラー建設に積極的なアプローチをとっていることが特長的です。メガソーラーが1年稼働することで賄われる電気量は381世帯が1年で消費する電気量に等しいと言われています。また、それはおよそ2200万円の電気料金の削減が可能という意味でもあり、将来的な電気料金値下げも期待できます。
メガソーラー建設のパイオニアとして埼玉県は太陽光発電を推進しています。