ついに、太陽光発電の発電抑制(出力抑制)の回数が3倍に増えました。 発電抑制(出力抑制)は以前から懸念されており、国の方針で太陽光発電など再生可能エネルギーの普及を促進しておきながら、発電電力が余った場合は火力発電の発電電力を優先し、再生可能エネルギーの発電電力は活用されず捨てられているのが現状です。
特に九州エリア、四国エリアなど需要が少なく、太陽光発電の発電量が多い地域では、出力抑制の回数が非常に多く、九州エリアでは、太陽光発電の発電量の55%がカットされている日もあり、発電事業者の収益が棄損されています。
太陽光発電や風力発電は、日射量や風量によって発電量が変動し、市場の需要に整合させることが困難です。晴天時には発電量過多、雨天時には発電量不足になり、主要電力として活用できません。
■ 発電抑制(出力抑制)の解決策
・大型蓄電池の導入
・送配電のエリア横断
送配電の強化が実現すれば、日本全国で需要過多と供給過多をマッチングでき、電力需給を平準化できます。 数年前から着手されておりますが、莫大な費用と時間がかかり、実現はまだ先です。
まずは、大型蓄電池で解消するのが現実的で、太陽光発電所の近くに大型蓄電池を設置し、出力抑制となる発電電力を充電し、夕方や朝方など重要が高い時間帯に放電することで、需給バランスを軽減でき、再生可能エネルギーの活用範囲を拡大でき、発電事業者は出力抑制を軽減し収益を確保できます。
政府は大型蓄電池の導入に数百億円の補助金を交付し普及促進します。