電気自動車(EV)で巡るメガソーラー発電所10選と周辺情報紹介

投稿日:2025年07月07日

電気自動車(EV)で巡るメガソーラー発電所10選と周辺情報紹介

最近、郊外を車で走っていると、一面にずらっと並んだ黒いパネル——太陽光発電設備を見かけることが増えてきました。特に、高速道路沿いや山あい、使われなくなったゴルフ場などに設置されているのを目にしたことがある人も多いはずです。
「なんだあれは?」、や「これってどれくらいの電気をつくってるの?」「もっと大規模な太陽光発電所ってあるのかな?」そんな素朴な疑問を持ったことはありませんか?実は日本にも、“メガソーラー”と呼ばれる大規模な太陽光発電所が全国に点在しています。都市部から少し離れた場所にあるため、普段の生活ではあまり話題に上ることはありませんが、どれも数十万枚のパネルが敷き詰められた、まさに「発電の山」とも言えるスケールです。
この記事では、日本国内にある大規模太陽光発電所の中から、発電容量(出力)を基準ご紹介します。ただの数字の羅列ではなく、それぞれの施設の特徴や立地、そして「ついでに立ち寄れる」周辺の観光スポット情報も一緒に紹介していきます。
エネルギーについてちょっと知りたい方も、旅行中にちょっと寄り道してみたい方も、この記事で“大規模太陽光発電所”の世界を少しのぞいてみてください。
なお、こちらのランキングは、調査可能なものから抽出したもので、純粋な発電量ランキングとは異なります。


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国内大規模太陽光発電所ランキング

国内大規模太陽光発電所ランキング

紹介する「日本の大規模太陽光発電所トップ10」は、最大出力(定格出力)を基準にランキングしています。これは、太陽がしっかり照っているときに発電所が理論上出せる電力の大きさを示す数値で、単位はメガワット(MW)です。
ランキング対象は、すでに稼働中の施設に限定しています。建設中や計画段階の発電所は含めていません。また、発電能力が近い施設も多いため、同じような規模のものが複数ランクインしている場合もあります。
あくまで出力の「大きさ」にフォーカスした内容ですが、それぞれの発電所ごとに地域性や設置の工夫もあるので、読み比べながら楽しんでいただければと思います。

第1位 パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所(岡山県)

 • 発電容量:260MW(メガワット)
 • 所在地:岡山県美作市作東町
 • 運営企業:パシフィコ・エナジー合同会社
岡山県の内陸部、美作市にある「パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所」は、日本最大級の太陽光発電施設です。発電容量はなんと260メガワット。一般家庭およそ9万世帯分の電力をまかなえる規模です。
特徴的なのは、その敷地の広さと設計方針。元々はゴルフ場や未利用地だったエリアを活用し、森林をできる限り残した設計(残置森林率41%)が採用されています。また、日照条件が劣る北向き斜面も有効に使うために「過積載設計(必要以上のパネルを設置)」を取り入れ、発電効率を最大化しています。
見学施設などは設けられていませんが、施設周辺の道路からは広大なソーラーパネル群を一望できるポイントもあります。近隣には湯郷温泉などの名湯もあり、観光と合わせて立ち寄るのもおすすめです。

第2位 瀬戸内Kirei太陽光発電所(岡山県)

 • 発電容量:235MW(メガワット)
 • 所在地:岡山県瀬戸内市邑久町
 • 運営企業:瀬戸内Kirei未来創り合同会社
第2位は、岡山県瀬戸内市の海沿いに広がる「瀬戸内Kirei太陽光発電所」。発電容量は235メガワットと国内でもトップクラスの規模を誇ります。塩田跡地を再開発して設置された点が特徴的で、使われなくなった土地をエネルギーインフラに再生するという先進的なプロジェクトです。
約500ヘクタールもの敷地に、約90万枚以上の太陽光パネルが整然と並ぶ光景は圧巻。設置場所は瀬戸内海に面しており、晴天率が高いこの地域の特性を活かした立地となっています。
敷地内は関係者以外立ち入り不可ですが、国道2号線や周辺の道路からは、パネル群の一部を遠望することができます。すぐ近くには“日本のエーゲ海”とも呼ばれる牛窓エリアがあり、海辺のカフェや展望台、フェリーで行ける前島など、観光スポットとしても魅力の多いエリアです。

第3位 ユーラス六ヶ所ソーラーパーク(青森県)

 • 発電容量:148MW(メガワット)
 • 所在地:青森県上北郡六ヶ所村
 • 運営企業:ユーラスエナジーホールディングス
第3位は、青森県の太平洋側に位置する「ユーラス六ヶ所ソーラーパーク」です。発電容量は148メガワット。東北地方としては最大級で、雪国における大規模太陽光発電の代表例でもあります。
この発電所の注目ポイントは、寒冷地でも安定した発電が可能な設計です。積雪や厳しい気象条件を考慮して、パネルの傾斜や配置が工夫されています。また、地元との連携や環境配慮型開発にも力を入れており、再生可能エネルギーの地方分散モデルとしても注目を集めています。
一般公開はされていませんが、近隣の道路からパネル群を遠望することが可能です。六ヶ所村といえば原子力関連施設のイメージが強いですが、実は再エネにも積極的な地域。車で15分ほどの場所にある六ヶ所原燃PRセンターでは、原子力や再生可能エネルギーに関する展示を無料で見学でき、子ども連れでも楽しめる内容になっています。
科学と自然が融合するこの地域は、ちょっと視点を変えた「エネルギー観光」にぴったりかもしれません。

第4位 ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク(北海道)

 • 発電容量:111MW(メガワット)
 • 所在地:北海道勇払郡安平町
 • 運営企業:SBエナジー株式会社・三井物産株式会社
第4位にランクインしたのは、北海道の南西部に位置する「ソフトバンク苫東安平(とまとうあびら)ソーラーパーク」です。発電容量は111メガワット。約166ヘクタールという広大な敷地に、およそ44万枚の太陽光パネルが設置されています。
北海道という寒冷地でこの規模の太陽光発電が可能なのは、安定した日照と広大な土地、そして最適な傾斜設計のおかげ。パネルの雪落としや配線の凍結対策など、技術的にも工夫が凝らされています。また、地元自治体とも連携し、環境教育や地域活性化にも貢献している点も評価されています。
施設自体は一般公開されていませんが、周辺道路から一部のパネル群を望むことができます。もし観光ついでに訪れるなら、車で10分ほどの距離にあるノーザンホースパークがおすすめ。馬とのふれあいや乗馬体験、レストランなどが揃った人気の観光施設で、家族連れにもぴったりです。
苫東安平ソーラーパークは、再生可能エネルギーが地域と調和しながら機能している好例と言えるでしょう。

第5位 ソフトバンク八雲ソーラーパーク(北海道)

 • 発電容量:102MW(メガワット)
 • 所在地:北海道二海郡八雲町
 • 運営企業:SBエナジー株式会社(ソフトバンクグループ)
北海道にもう一つ、「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」です。発電容量は102メガワットで、第4位の苫東安平に続く、北海道内2番目の規模。広さは東京ドームおよそ40個分に相当し、およそ32万枚以上の太陽光パネルが並ぶ圧巻の景観です。
この発電所の立地・設計面での工夫は、風雪や気温の影響を受けにくい角度でのパネル設置、メンテナンスを想定したアクセス道路の整備など。寒冷地対応のノウハウが詰まった施設です。
敷地内への立ち入りはできませんが、発電施設を見学できる物見台、は設置されているので、パネル群の一部を見ることが可能です。周辺観光では、車で15分ほどの場所にある噴火湾パノラマパークがおすすめ。展望台からの景色はもちろん、農産物直売所や体験施設など、地域の魅力を体感できます。
北海道の広大な自然を活かしつつ、再生可能エネルギーを着実に地元の資源へと変えているこのプロジェクト。観光ついでにエネルギーのスケール感に触れられるスポットです。

第6位 赤穂メガソーラー発電所(兵庫県)

 • 発電容量:102MW(メガワット)
 • 所在地:兵庫県赤穂郡上郡町
 • 運営企業:パシフィコ・エナジー
第6位は兵庫県南西部、赤穂郡上郡町に広がる「赤穂メガソーラー発電所」です。発電容量は102メガワットと、5位の八雲ソーラーパークと並ぶ大規模な発電所です。
もともとはゴルフ場の跡地だった土地を再利用しており、不要となった広大な敷地を環境に優しい発電所へと生まれ変わらせた好例です。敷地の一部には急傾斜や山林も含まれているため、パネルの配置には高度な設計技術が求められました。
施設自体は一般公開されていませんが、上郡町周辺の高台や道路から、広がるパネル群の一部を確認することができます。近隣には、歴史ファンにも人気の赤穂城跡や、瀬戸内海を望む赤穂温泉など、立ち寄って損のない観光スポットが点在しています。
関西圏からもアクセスしやすく、日帰りドライブにも適したエリア。再エネの現場を見学しながら、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。

第7位 鹿屋大崎ソーラーヒルズ太陽光発電所(鹿児島県)

 • 発電容量:100MW(メガワット)
 • 所在地:鹿児島県鹿屋市大崎町
 • 運営企業:ソーラーヒルズ合同会社
第7位は、九州・鹿児島県の東部にある「鹿屋大崎ソーラーヒルズ太陽光発電所」。発電容量は100メガワットと、ちょうどメガソーラーの定義ラインを超える規模です。
この施設は、農業地帯として知られる大隅半島に立地し、土地の有効活用と再生可能エネルギーの普及を両立させたモデルケースです。起伏のある丘陵地を活かして、南向き中心のレイアウトが採用されており、日照時間が長い地域特性も発電効率を後押ししています。
現在のところ、施設は一般公開されておらず、見学には対応していませんが、周辺の道路からソーラーパネルの一部を望むことができます。
周辺観光としては、鹿屋市内の霧島ヶ丘公園がファミリー層に人気。園内の「かのやばら園」は国内最大級のバラ園で、見ごろの時期には多くの来園者で賑わいます。また、戦闘機などの展示がある鹿屋航空基地資料館も見応えありです。
自然とテクノロジー、そして地域との共存が進むこの地で、次世代のエネルギーの姿を少し感じてみるのもいいかもしれません。

第8位 CSあづま小富士第一発電所(福島県)

 • 発電容量:100MW(メガワット/第1・第2地区合計)
 • 所在地:福島県福島市荒井・佐原・山田エリア
 • 運営企業:CSあづま小富士ソーラー合同会社
福島県の西部、吾妻連峰を望む自然豊かな丘陵地に展開するのが「CSあづま小富士第一発電所」です。100メガワット規模のメガソーラーとして稼働中です。
農山漁村再生可能エネルギー法を活用したプロジェクトで、ほとんどが耕作放棄地となっていた約186haの土地を利用した。
東北の自然とともに、エネルギーの未来を感じられる発電所のひとつです。

第9位 大分ソーラーパーク(大分県豊後大野市)

 • 発電容量:82MW(メガワット)
 • 所在地:大分県豊後大野市三重町
 • 運営企業:大分ソーラー合同会社
第9位は、九州・大分県の内陸部に位置する「大分ソーラーパーク」。発電容量は82メガワットで、山間部に広がる自然と調和した形で建設されています。森林伐採の影響をできるだけ抑える設計が採用され、土地の傾斜を活かした分散型配置が特徴です。
この発電所は、九州電力グループが主導しており、再生可能エネルギーの地産地消モデルとして注目を集めています。高温多湿な気候にも対応した設計で、夏場の高い発電量が見込まれるエリアです。
施設内への立ち入りや一般公開は行われていませんが、山道や農道沿いから、敷地全体の雰囲気やパネルの一部を視認できるポイントがあります。
周辺観光スポットとしては、迫力ある水のカーテンが見られる原尻の滝が有名です。「東洋のナイアガラ」とも呼ばれ、近くの道の駅とセットで楽しめる人気の観光地。また、石仏や古墳群など歴史的資産が点在する緒方エリアも、落ち着いた雰囲気の散策にぴったりです。
自然と再エネが共存する地域で、静かなエネルギーの風景に触れてみるのも一興です。

第10位 軽米東ソーラー発電所(岩手県)

 • 発電容量:80MW(メガワット)
 • 所在地:岩手県九戸郡軽米町
 • 運営企業:合同会社軽米東ソーラー
東北地方・岩手県の北部、自然に囲まれた丘陵地に広がるのが「軽米東ソーラー発電所」です。発電容量は約80メガワット。2020年の運転開始以降、東北を代表するメガソーラーの一つとなっています。
この発電所は、風力発電でも知られる軽米町の再生可能エネルギー拠点化の一環として開発されました。敷地面積は304万㎡。パネルの総数は非公開です。南向きの緩やかな斜面にびっしりと並ぶ光景は圧巻です。
雪の多い地域ながら、適切なパネル角度と設計により、年間を通して安定した発電を維持。環境への配慮として、雨水流出を防ぐ植生管理や土壌保全にも力を入れています。
見学施設などは設けられていませんが、近隣道路から敷地の一部を見渡すことは可能です。ドライブの際は、道の駅「軽米」で地元グルメや農産物を楽しむのもおすすめ。軽米町は風力発電の風車群も点在しており、「再エネの町」を体感するドライブコースとしても興味深いエリアです。

見学や観光に行く前に知っておきたいこと

今回紹介した太陽光発電所の多くは、基本的に一般公開はされていません。多くは私有地であり、発電設備への立ち入りや近接撮影は安全上・管理上の理由から制限されています。
そのため、現地を訪れる際は、「外から遠景を見る」程度が基本スタンス。見学希望の場合は、事前に運営会社に問い合わせるのがベストです。また、周辺道路や農道から見える場合でも、立ち入り禁止区域や私有地には絶対に入らないようにしましょう。
また、ドローン撮影やSNS投稿を考えている場合も、ルールの確認は必須。基本的には撮影できない、と考えておいた方がいいでしょう。地域住民との共存があってこその再エネ施設であることを、忘れないようにしたいところです。
見学のために立ち寄った際の、車の駐車などにも注意が必要です。太陽光発電所の大半が山間エリアか、海岸近くに建設されており、基本的に観光目的で作られていないので、駐車場などはありません。道路上や私有地へ駐車して見学する、といった行動はしないように注意してください。


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