ここ数年で電気自動車(EV)は一気に身近な存在になりました。テレビCMや街中で見かける機会も増え、「次のクルマはEVにしようか」と考える人が増えています。特にガソリン代が高騰するなか、経済性と環境性能を兼ね備えたEVは注目の選択肢です。
知らずに乗ると“落とし穴”も
ただし、EVはガソリン車とは構造も使い方も大きく異なります。従来の感覚のまま使ってしまうと「想定外の不便さ」や「思わぬトラブル」に直面することも。実際のオーナー体験談には、「知らずにやって損をした」という声も少なくありません。
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電気自動車オーナーがやってはいけない事
ここからは、電気自動車オーナーがやってはいけないことを具体的に紹介します。どれも、「普通にやってる」、「やってしまいそう」、「ダメなの?」、といった項目になります。ガソリン車にも共通するケースもあるので、当てはめてみて下さい。
急速充電だけに頼る
急速充電は確かに便利だが…
コンビニや道の駅、高速道路のサービスエリアなどに設置されている急速充電器。30分ほどで一気に充電できる便利さから、「毎日の充電は急速で済ませばいい」と考える方も少なくありません。しかし、この“急速充電頼み”の使い方は、EVオーナーがやってはいけない習慣のひとつです。
バッテリーに大きな負担をかける
急速充電は高出力で一気に電力を流し込むため、バッテリーに強い負荷がかかります。これを繰り返すと内部が高温になり、劣化が早まるリスクが高まります。その結果、購入時よりも走行距離が短くなり、「1年で目に見えて航続距離が明らかに減った」という声も実際にあります。バッテリーの劣化は車の価値にも直結するため、安易に使いすぎるのは危険です。
コストや使い勝手の面でも不利
急速充電は普通充電よりも料金が高めに設定されていることが多く、毎日のように利用するとランニングコストがかさみます。さらに都市部では利用者が集中し、充電待ちの行列に並ぶことも珍しくありません。「急速だから便利なはず」が、むしろ時間的にも経済的にもマイナスになるケースもあるのです。
正しい急速充電との付き合い方
急速充電はあくまで“非常用”と考えるのが基本です。自宅や職場での普通充電をメインにし、急速充電は「長距離ドライブの途中」や「どうしても残量が少なくなったとき」など、必要な場面だけで活用するのが理想です。もし自宅に充電設備を設置できない場合でも、生活圏のショッピングモールや公共施設にある普通充電器を上手に利用する方法があります。
便利だからといって急速充電に頼りすぎると、バッテリーの寿命を縮め、コストも増えてしまいます。EVライフを長く快適に楽しむためには、普段は普通充電を基本にし、急速充電は補助的に使う意識を持ちましょう。次に紹介する「電欠リスクを甘く見る」も、充電習慣と深く関わる重要なポイントです。
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電欠リスクを甘く見る
ガソリン車の感覚は通用しない
ガソリン車なら残り10kmと表示されても、近くのスタンドに寄ればすぐ解決できます。その感覚のまま電気自動車に乗ると、「まだ大丈夫だろう」と思って充電を後回しにしてしまい、予想外のトラブルに直面することがあります。
航続距離表示はあてにならないことも
電気自動車の航続距離は、走行環境や気温によって大きく変わります。高速道路でスピードを出す、冬にヒーターを使う、山道や渋滞にはまる――こうした条件が重なると、表示されていた数値よりも早くバッテリーが減ってしまいます。さらに残量が少なくなると、車が自動で出力を制御する「セーフティモード」に入り、思うように走れなくなることもあります。
電欠したらどうなる?
ガソリン車のように携行缶で給油することはできません。電欠になったら基本的にレッカー移動が必要で、ロードサービスを呼べば時間も費用もかかります。旅行や出張中なら予定が狂い、大きなストレスになるでしょう。特に地方や山間部では充電スポットが少ないため、電欠は深刻なトラブルに直結します。
電欠を防ぐための習慣
電欠を防ぐコツは、航続距離の数値を過信せず、バッテリー残量%を基準に考えることです。残量が20〜30%になったら「そろそろ充電しよう」と意識するだけで安心感が違います。長距離ドライブをするときは、目的地までの充電スポットを複数チェックしておくことも大切です。最近はスマホアプリやカーナビで、充電器の位置や稼働状況を簡単に調べられるようになっています。
電気自動車の電欠は、ガソリン車のガス欠以上に大きなリスクを伴います。余裕を持った充電計画を立てることが、快適で安心なEVライフへの第一歩です。次に紹介する「エアコンやヒーターの使いすぎ」も、航続距離を縮める要因として無視できないポイントです。
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エアコンやヒーターを使いすぎる
ガソリン車と同じ感覚は危険
寒い冬や暑い夏、快適に運転するためにエアコンやヒーターは欠かせません。ガソリン車の場合は、エンジンの廃熱を利用できるため、燃費が多少悪くなる程度で済みます。しかし、電気自動車では空調のためのエネルギーをすべてバッテリーから取り出す必要があるため、航続距離に直結する大きな問題となります。
航続距離を大きく削る空調の使いすぎ
特に注意が必要なのは冬場のヒーターです。電気ヒーターは消費電力が大きく、常時フル稼働させると走行可能距離が2〜3割短くなることもあります。真夏の冷房も同様で、強めに入れっぱなしにすると想定より早く電池残量が減ってしまいます。さらに、休憩や車中泊でエアコンを長時間つけっぱなしにすれば、あっという間にバッテリーを消耗し、予定していた移動ができなくなる危険もあります。
賢い使い方の工夫
快適性を犠牲にする必要はありませんが、使い方の工夫は欠かせません。まずおすすめなのが、シートヒーターやステアリングヒーターの活用です。体を直接温めるため少ない電力で快適さを得られ、航続距離への影響も最小限で済みます。さらに冬場は、充電中にあらかじめ車内を温めておく「プレコンディショニング」を使うと効果的です。走り出す時点で車内が快適なら、走行中にヒーターを強くかけ続ける必要がなくなります。夏場であれば、プレコンディショニングはもちろんですが、サンシェードや断熱フィルムを利用して直射日光を避けることで、冷房の効きがよくなりバッテリー消費を抑えられます。また、乗車時に車内が熱い場合は、窓を開けて熱気を逃がしながら走行すると、エアコンを効率的に効かせる事が出来ます。
エアコンやヒーターを無制限に使えば航続距離はどんどん短くなります。実はガソリンエンジン車も燃料を消費してエアコンを稼働させているので同じことが言えますが、影響が極端には出にくいので、そこまで気にならないです。省エネの工夫を取り入れつつ快適さを確保することが、ストレスのない電気自動車ライフを実現するコツです。
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とりあえず購入で買ってしまう
電気自動車なら何でもいいは危険な考え方
電気自動車の選択肢は増えてきましたが、ガソリン車に比べればまだ限られています。そのため「とりあえず電気自動車なら何でもいいだろう」と思い、深く考えずに購入してしまう人も少なくありません。しかしこの“とりあえず選び”こそ、あとで後悔につながる落とし穴です。
ライフスタイルに合わないと後悔する
たとえば毎日片道50km以上を走る通勤をしているのに、航続距離の短いコンパクト電気自動車を選んでしまったケース。毎日のように充電が必要となり、利便性が大きく損なわれてしまいます。逆に、ほとんど街乗りしかしないのに大型電気自動車を購入すると、車体の大きさや価格の高さに不満が残ります。また、自宅に充電設備を設置できないのに、充電速度が遅い車種を選んでしまうと、出先での充電に時間がかかりストレスが増えます。
車種ごとの差は想像以上に大きい
電気自動車は車種ごとに「航続距離」「充電性能」「室内の広さ」「バッテリー性能」が大きく異なります。ガソリン車以上に“使い方との相性”が問われるのが特徴です。そのため、自分のライフスタイルと合わない車種を選ぶと「やっぱり電気自動車は不便だった」と感じてしまい、せっかくのメリットを十分に享受できなくなります。特に中古電気自動車の場合は、バッテリーの劣化具合を見極めることも大切です。
後悔しない車種選びのコツ
後悔を防ぐには、まず「自分の利用シーン」を整理することが大切です。
・通勤距離はどのくらいか
・自宅に充電設備を設置できるか
・家族構成や荷物の積載量はどうか
これらを踏まえたうえで、航続距離や充電性能、車格を比較検討しましょう。カタログ値だけでなく、実際のオーナーの口コミや試乗体験から得られる“リアルな使い勝手”も参考になります。
電気自動車は車種ごとの差が大きいため、「とりあえず」で選ぶのは危険です。自分の生活に合った車を選べば、充電の不安や不便を感じることなく、電気自動車ならではの快適さを存分に楽しめます。ガソリンエンジン車でも同様に、何となく、で選んで後悔している人は多いです。ただ、電気自動車の航続距離、の様に目に見えて支障が出る事は少ないので、大きな問題になりにくいです。
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充電インフラの下調べをしない
購入後に気づく落とし穴
電気自動車を購入したあとに「充電できる場所が意外と少なくて不便だった」と気づく人は少なくありません。ガソリン車なら全国どこでもスタンドに立ち寄ればすぐ給油できますが、電気自動車はそうはいきません。インフラ事情を事前に確認しないと、せっかくの電気自動車ライフがストレスの連続になってしまいます。
実際にありがちな失敗例
賃貸マンションやアパート等の集合住宅に住んでいる場合、自宅に充電設備を設置できないケースがあります。そのまま購入してしまい、毎回公共の充電器に通うことになる人もいます。また、近所に急速充電器があると思い込んでいたら実際は台数が少なく、いつも先客で埋まっている、という状況もよくあります。さらに、長距離ドライブに出かけた際、事前に充電スポットを調べておらず、残量が減ってから慌てて検索することになった、という体験談も珍しくありません。
準備と対策
まずは購入前に「自宅に充電設備を設置できるか」を必ず確認しましょう。戸建てなら比較的容易に設置できますが、集合住宅では管理組合や大家の承認が必要になることがあります。自宅に設置できない場合でも、生活圏に普通充電器があるかをチェックし、安心して使える環境を確保することが大切です。加えて、急速充電器の場所・台数・利用時間帯をアプリやWebサービスで調べておくと安心感が違います。長距離旅行をする際は、複数のルートで充電スポットを想定しておくのが理想です。
電気自動車は車そのものだけでなく、使用環境を含めて選ぶ乗り物です。下調べを怠ると「便利なはずの電気自動車が不便」に感じてしまいます。購入前にしっかりと充電インフラを確認しておけば、余計なストレスを避け、安心して電気自動車ライフを楽しめるでしょう。
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メンテナンスを怠る
電気自動車は本当に手がかからない?
「電気自動車はオイル交換がいらないから、ほとんどメンテナンス不要」と考えている人は少なくありません。確かにガソリン車に比べると点検項目は少なく、整備にかかる手間やコストは軽減されます。しかし、電気自動車と言えど車であることに変わりはないので“完全なメンテナンスフリー”ではなく、特有の注意点があります。
意外と見落とされがちなNG行動
よくあるのは、定期点検を受けずに放置してしまうことです。オイル交換が不要だから安心と考えがちですが、ブレーキやタイヤ、冷却系統を放置するとトラブルの原因になります。特に回生ブレーキを多用する電気自動車は、ブレーキパッドの摩耗は少ない反面、使う頻度が少ないため固着して効きが悪くなるリスクがあります。また、車体が重いためタイヤの摩耗はガソリン車より早い傾向があり、知らないうちに交換時期を迎えていることもあります。さらに、バッテリーの温度を管理する冷却液や補機バッテリーも、一定期間ごとに点検・交換が必要です。
メンテナンスを怠るとどうなるか
電気自動車のトラブルは高電圧システムに関わることが多く、修理費用が高額になる傾向があります。「オイル交換がないから安心」と油断し、メンテを怠った結果、突然の故障で数十万円の修理費がかかるケースもあります。
正しいメンテナンスの考え方
大切なのは「点検内容が変わるだけ」と理解することです。オイル交換がなくなった代わりに、ブレーキやタイヤ、冷却系統、そしてバッテリー関連のチェックが重要になります。定期点検や車検は必ず受け、電気自動車を扱える整備士がいるディーラーや整備工場に任せると安心です。また、取扱説明書やメーカーが推奨するメンテナンススケジュールを確認し、必要なタイミングで点検や交換を行うことが、長く快適に乗るためのコツです。
電気自動車は確かにガソリン車より手間が少なく、維持もしやすい車です。しかし「完全にメンテナンス不要」というわけではありません。定期点検を怠らず、電気自動車特有のポイントを理解しておけば、大きなトラブルを未然に防ぎ、安心して長く乗り続けることができます。
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長期間放置する
電気自動車は放置に強いと思っていませんか?
エンジンがない電気自動車は「使わなければ劣化もしにくい」と思われがちです。しかし、実際には長期間の放置が大きなトラブルを招くことがあります。特に長期旅行や転勤で数か月以上動かさないケースでは、バッテリーの健康状態が急速に悪化するリスクが高まります。
放置で起こりやすいトラブル
もっとも危険なのは、残量ゼロのまま放置してしまうことです。リチウムイオン電池は過放電に弱く、深刻に劣化すると再充電できなくなる場合があります。逆にフル充電のまま放置しても、バッテリーの劣化が進んでしまいます。また、電気自動車には高電圧バッテリーとは別に12Vの補機バッテリーが搭載されている車種もあり、これも長期間動かさないと電力を消費しきってしまい、ドアロックや電装品が作動しなくなることがあります。
正しい保管方法
電気自動車を長期間使わない場合は、バッテリー残量を40〜60%程度にして保管するのが最適と言われることもあります。残量ゼロや満充電を避け、中間の状態を維持することで劣化を抑えられます。長期保管の予定がある際は、ディーラーやメーカーなどに相談するのがベストです。長期旅行や出張に出かける前には、「長期保管モード」などの機能がないかを確認しておきましょう。
電気自動車を長持ちさせるには、日常的な充電管理と同じくらい「保管方法」に注意を払うことが重要です。バッテリーは冷蔵庫の食材と同じで、放置すると劣化が進みます。定期的に動かし、適切な残量で保管することが、安心して長く電気自動車を楽しむ秘訣です。
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EVライフで気をつけたいポイントのまとめ
電気自動車は正しく使えば、経済的で快適なパートナーになります。ただしガソリン車と同じ感覚で乗ると、思わぬ不便やトラブルに直面することもあります。ここで紹介した7つの「やってはいけないこと」と、その正しい対処法を振り返っておきましょう。
1. 急速充電だけに頼る
→ 基本は自宅や職場での普通充電。急速は“非常用”に限定。
2. 電欠リスクを甘く見る
→ 航続距離より残量%を基準に判断。20〜30%で次の充電を意識。
3. エアコンやヒーターを気にせず使いすぎる
→ シート・ハンドルヒーターを優先。充電中のプレコンディショニングを活用。
4. とりあえず車種選びで買ってしまう
→ 利用シーンを整理し、航続距離・充電速度・車格を比較。試乗や口コミも参考に。
5. 充電インフラの下調べをしない
→ 自宅設置の可否を確認し、生活圏や旅行ルートの充電スポットを事前にチェック。
6. メンテナンスフリーだと勘違いする
→ 点検内容が変わるだけ。ブレーキ・タイヤ・冷却系・バッテリー関連を定期点検。
7. 長期間放置する
→ 残量40〜60%で保管。長期保管の方法もディーラーなどで要確認。
電気自動車は「正しい知識と習慣」を持つことで、快適さも寿命も大きく変わります。今回のポイントを意識すれば、トラブルを避け、安心で楽しいEVライフを長く続けられるはずです。