0円太陽光(リース・PPA)の落とし穴|後悔しやすい契約条件とは?

投稿日:2026年01月25日

「初期費用0円で太陽光発電が導入できます」という広告を見たことがある人は多いでしょう。一見、魅力的に聞こえるこの仕組みですが、実は大きな落とし穴があります。PPA契約の縛り、高額な解約金、家の売却時のトラブルなど、知らずに契約すると後悔するリスクが潜んでいます。今回は、初期費用0円太陽光の仕組みと、その危険性について詳しく解説します。


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「初期費用0円」の正体:PPA契約とは?

「初期費用0円」の正体:PPA契約とは?

設備は「業者のもの」という事実

初期費用0円の太陽光発電は、一般的に「PPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)」または「第三者所有モデル」と呼ばれる仕組みです。

 PPA契約の基本構造 

● 業者が太陽光発電設備を設置(費用は業者負担)
● 設備の所有権は業者のまま(あなたのものではない)
● 発電した電気を業者から「購入」する形
● 契約期間は10〜20年程度
● 契約期間中は解約が原則不可

つまり、「初期費用0円」というのは「タダで太陽光がもらえる」のではなく、「業者の設備を屋根に乗せてもらい、発電した電気を買う」という契約なのです。

「電気代が安くなる」は本当か?

PPA契約では、発電した電気を通常の電力会社より安い単価で購入できるとされています。例えば、電力会社から買うと30円/kWhのところ、PPAなら25円/kWhで購入できる、といった具合です。

確かに、昼間に太陽光で発電している間は電気代が安くなります。しかし、夜間や雨の日は通常通り電力会社から買電するため、「劇的に安くなる」わけではありません。削減額は月数千円程度というケースが多いです。

「売電収入」は業者のもの

通常の太陽光発電なら、余剰電力を売電して収入を得られます。しかし、PPA契約では設備が業者のものなので、売電収入も業者が受け取ります。

つまり、発電量が多く余剰電力がたくさん出ても、あなたには1円も入りません。業者だけが売電収入を得る仕組みになっています。

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PPA契約の「縛り」と解約リスク

PPA契約の「縛り」と解約リスク

10〜20年の長期契約が原則

PPA契約は、通常10年から20年という長期契約です。この期間中、契約を解除することは原則できません。

 長期契約のリスク 

● 引っ越しが必要になっても解約できない
● ライフスタイルが変わっても契約は続く
● より良い電力プランが出ても乗り換えられない
● 設備に不満があっても撤去できない
● 契約期間中は「屋根を業者に貸している」状態

解約金が「高額すぎる」

どうしても解約したい場合、解約金を支払えば契約を終了できることがありますが、その金額は非常に高額です。

 解約金の相場 

● 残存期間の想定利益分を請求される
● 設備の撤去費用も請求されることがある
● 契約から数年で解約:100万円以上のケースも
● 契約期間の半分経過後:数十万円程度

「初期費用0円」という言葉に惹かれて契約しても、後から解約しようとすると、結局100万円以上支払うことになる可能性があります。これでは「0円」の意味がありません。

「転勤」「離婚」「相続」でも解約不可

人生には予測できない出来事があります。転勤で家を手放す必要がある、離婚で家を売却する、相続で家を処分する、といった状況でも、PPA契約は簡単には解約できません。

 実例:転勤でトラブルになったケース 

Aさんは初期費用0円の太陽光を導入して3年後、急な転勤で家を売却する必要が出ました。しかし、PPA契約は残り7年。解約金は80万円と提示されました。さらに、買主候補からは「PPA契約付きの家は買いたくない」と言われ、売却も難航。結局、相場より安く売却せざるを得ませんでした。

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家の売却時に「大問題」になる

家の売却時に「大問題」になる

買主が「契約引き継ぎ」を嫌がる

PPA契約が残っている家を売却する場合、買主にその契約を引き継いでもらう必要があります。しかし、多くの買主は契約の引き継ぎを嫌がります。

 買主が嫌がる理由 

● 10年以上の契約に縛られたくない
● 自分で選んだわけではない契約を押し付けられる
● PPAの電気料金が将来さらに安くなる保証がない
● 設備の所有権がないため、撤去もできない
● 契約内容が複雑で理解しにくい
「PPA契約付き」というだけで、買主候補が減り、売却価格も下がる傾向があります。

売却価格が「100万円以上下がる」可能性

PPA契約が残っている家は、同条件の家と比べて売却価格が下がることが一般的です。理由は、買主にとって「負の遺産」と見なされるためです。

 売却価格への影響 

● PPA契約なし:3,000万円で売却できる家
● PPA契約あり:2,850〜2,900万円に下落(50〜150万円減)
● 残存期間が長いほど減額幅が大きい
● 買主との交渉で「解約金を負担してくれ」と要求されることも

「契約を業者が解除してくれない」トラブル

売却のために契約解除を申し出ても、業者が応じてくれないケースがあります。業者にとっては、長期間の売電収入が見込める「おいしい契約」なので、簡単には手放したくないのです。
結果として、売却が進まず、転勤や離婚などで急いでいる人は、大幅な値下げや解約金の支払いを余儀なくされます。

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「普通の太陽光発電」とPPAの比較

「普通の太陽光」とPPAの比較

長期的には「普通に買った方が得」

初期費用0円のPPA契約と、通常通り購入する場合を比較してみましょう。

通常購入 PPA契約
初期費用 100〜150万円 0円
設備の所有権 自分のもの 業者のもの
売電収入 自分が受け取る 業者が受け取る
契約期間 なし(自由) 10〜20年縛り
解約 いつでも撤去可能 高額な解約金
売却時 資産価値プラス 売却価格マイナス
20年後の総コスト 150万円程度 180〜250万円程度(※)

長期的に見ると、初期費用を払って購入した方が、総コストは安くなることが多いです。「0円」という言葉に惹かれても、トータルでは損をする可能性があります。

「自由がない」ことのストレス

PPA契約の最大のデメリットは、経済性よりも「自由がない」ことかもしれません。

 PPAで失われる自由 

● 引っ越しの自由(解約金がネック)
● 電力会社を選ぶ自由(契約に縛られる)
● 設備を撤去する自由(業者のものなので不可)
● 売電収入を得る自由(業者が独占)
● 家を自由に売却する自由(買主が嫌がる)
10〜20年という長い期間、こうした自由が制限されることを、契約前にしっかり認識すべきです。

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PPA契約を「検討してもいい」ケース

PPA契約を「検討してもいい」ケース

絶対に引っ越さない確信がある

今後10〜20年、絶対にその家に住み続けるという確信があるなら、PPAの縛りはそれほど問題になりません。持ち家で、子供も独立し、終の棲家として住む予定なら、検討の余地はあります。

初期費用を絶対に払いたくない

貯蓄がなく、ローンも組みたくないが、太陽光発電は使いたいという場合、PPAは選択肢になります。ただし、長期的なコストと自由の制限を理解した上で判断すべきです。

契約内容を完全に理解している

PPA契約の仕組み、解約金、売却時のリスクなどを完全に理解し、それでも納得できるなら、契約しても後悔は少ないでしょう。

 PPA契約前に必ず確認すべきこと 

● 契約期間は何年か?
● 解約金はいくらか?(具体的な金額を文書で確認)
● 家を売却する場合、どうなるか?
● 買主が契約を引き継がない場合は?
● 設備が故障した場合、誰が修理費を負担するか?
● 電気料金は将来値上がりする可能性があるか?
● 契約期間終了後、設備はどうなるか?

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「0円」に飛びつく前に考えるべきこと

「0円」に飛びつく前に考えるべきこと

「タダより高いものはない」という原則

初期費用0円という魅力的な言葉の裏には、必ず業者の利益が隠れています。業者は慈善事業ではなく、ビジネスとして太陽光発電を設置します。つまり、0円で設置しても、長期的には利益が出る仕組みになっているということです。

その利益は、あなたが払う電気購入費用と、業者が得る売電収入から生まれます。つまり、「0円」の代わりに、長期間にわたって業者に利益を提供し続ける契約なのです。

家族全員で契約内容を理解する

PPA契約は、一人で決めるべきではありません。配偶者、同居家族全員が契約内容を理解し、納得した上で契約すべきです。

特に、「将来引っ越す可能性」「家を売却する可能性」「家族構成の変化」などについて、しっかり話し合うことが重要です。

他の選択肢も検討する

「初期費用が払えない」という理由だけでPPAを選ぶ前に、他の選択肢も検討しましょう。

 PPA以外の選択肢 

● ソーラーローンを組んで通常購入(金利はかかるが、設備は自分のもの)
● 補助金を活用して実質負担を減らす
● 数年貯蓄してから購入する(焦らない)
● 太陽光を諦め、他の省エネ対策をする

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0円太陽光の落とし穴|よくある質問(FAQ)

Q1:PPA契約は違法ですか?詐欺ですか?

違法でも詐欺でもありません。正式な契約形態です。ただし、契約内容を十分に説明せず、デメリットを隠して勧誘する業者は問題があります。契約前に必ず契約書を熟読し、不明点は質問しましょう。

Q2:PPA契約を途中で解約することは絶対にできませんか?

絶対にできないわけではありませんが、高額な解約金がかかります。解約金の金額は契約書に明記されているはずなので、契約前に必ず確認してください。中には解約金が明記されていない契約もあり、その場合は非常に危険です。

Q3:契約期間終了後、設備はどうなりますか?

契約によって異なります。(1)無償で譲渡される、(2)有償で買い取る、(3)業者が撤去する、のいずれかが一般的です。契約前に必ず確認してください。無償譲渡の場合でも、その時点で設備は古くなっているため、価値は限定的です。

Q4:PPA契約でも補助金はもらえますか?

設備の所有者(業者)が補助金を受け取ることはありますが、あなたが直接受け取ることはできません。ただし、業者が補助金を受け取った分、電気料金を安くするという契約内容もあります。この点も契約前に確認してください。

Q5:初期費用0円に惹かれていますが、やめた方がいいですか?

一概には言えませんが、少なくとも「他の選択肢も検討してから決める」ことをお勧めします。複数の業者から見積もりを取り、通常購入の場合の費用とPPAの長期コストを比較してください。また、家族とも十分に相談し、10〜20年の縛りを受け入れられるか慎重に判断しましょう。

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