太陽光発電で電気代が下がらない理由は?原因と対策

投稿日:2026年01月25日

「太陽光発電を導入したのに、期待したほど電気代が下がらない」という声は、意外と多く聞かれます。業者からは「年間○万円削減できます」と言われたのに、実際には数千円しか減らない、むしろ増えたという人さえいます。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。今回は、電気代が下がらなかった人の共通点を、実例をもとに解説します。昼間不在、売電終了後の誤算、使い方のミスなど、具体的なパターンを見ていきましょう。


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共通点①:昼間不在で自家消費できない

共通点①:昼間不在で自家消費できない

「共働き」が最大の落とし穴

太陽光発電で電気代を削減するには、昼間に発電した電気を自宅で使う「自家消費」が重要です。しかし、共働き家庭では昼間は家に誰もおらず、発電した電気をほとんど使えません。

 実例1:Aさん(30代夫婦・共働き)の失敗 

Aさん夫婦は共働きで、平日の8時から19時まで家を空けています。太陽光発電(5kW)を導入し、業者からは「年間8万円削減できる」と言われました。
想定:自家消費率50%で計算
現実:昼間不在のため自家消費率は20%程度
結果:削減額は年間3万円程度。売電収入を含めても期待の半分以下
Aさんは「業者は私たちの生活パターンを全く考慮していなかった」と不満を語ります。

「週末も外出が多い」という生活スタイル

共働き家庭の中には、週末もアウトドアや旅行などで外出が多い家庭があります。平日も週末も昼間不在となると、太陽光発電の恩恵をほとんど受けられません。

 昼間不在家庭の特徴 

● 平日は朝早く出勤し、夜遅く帰宅
● 週末も外出や習い事で昼間は不在
● 昼間の電力消費は冷蔵庫とエアコンの待機電力程度
● 夕方以降に電力消費が集中
● 蓄電池を導入していない

こうした家庭では、発電した電気の大部分を売電に回すことになりますが、売電価格は買電価格より安いため、経済メリットは限定的です。

「在宅ワークになったら改善した」逆のケース

興味深いのは、コロナ禍で在宅ワークになり、「太陽光発電の価値が急に上がった」という声も聞かれることです。昼間も自宅にいることで自家消費率が上がり、電気代削減効果が目に見えて向上したという事例があります。

このことからも、太陽光発電の効果は「ライフスタイル」に大きく依存することがわかります。導入時は共働きでも、将来リタイアして在宅時間が増えれば効果が出る可能性もあります。

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共通点②:売電終了後の「誤算」

共通点②:売電終了後の「誤算」

FIT終了で売電収入が激減

固定価格買取制度(FIT)の10年間が終了すると、売電価格が大幅に下がります。FIT期間中は順調に電気代が削減できていても、11年目から急に効果が薄れます。

 実例2:Bさん(50代夫婦)のFIT終了後ショック 

Bさんは10年前に太陽光発電を導入。FIT期間中は売電価格が高く(42円/kWh)、年間10万円以上の収入がありました。しかしFIT終了後、売電価格が8円/kWhに急落。

FIT期間中:余剰電力2,500kWh × 42円 = 105,000円/年
FIT終了後:余剰電力2,500kWh × 8円 = 20,000円/年
減少額:85,000円/年の収入減
Bさんは「こんなに下がるとは思わなかった。蓄電池の導入を検討しているが、また100万円かかると思うと躊躇する」と語ります。

「売電終了を知らなかった」という情報不足

驚くべきことに、FIT制度が10年で終了することを知らずに導入した人も一定数います。業者が十分に説明しなかったケースもあれば、説明されたが理解していなかったケースもあります。

「ずっと同じ価格で売電できると思っていた」という誤解は、FIT終了後の失望につながります。

FIT終了後の対応を考えていなかった

FIT終了後の選択肢としては、(1)安い価格で売電を続ける、(2)蓄電池を導入して自家消費を増やす、(3)昼間の電力使用を意識的に増やす、などがあります。

しかし、多くの人はFIT終了後の戦略を考えておらず、「とりあえず安い価格で売電を続ける」という消極的な選択をします。その結果、電気代削減効果が大幅に低下し、「太陽光を入れた意味がなくなった」と感じてしまいます。

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共通点③:太陽光発電の使い方の「ミス」

共通点③:太陽光発電の使い方の「ミス」

パワコンの設定を変更していない

太陽光発電システムには、運転モードや売電設定など、いくつかの設定項目があります。これらを自分のライフスタイルに合わせて調整すれば効果が高まりますが、初期設定のまま放置している人が多いです。

 実例3:Cさん(40代家族)の設定ミス 

Cさんの家には蓄電池も設置されていますが、運転モードが「経済モード」になっていました。この設定では、深夜電力で蓄電池を充電し、昼間の高い時間帯に放電するという動作をします。

しかし、Cさんの電力契約は時間帯別料金ではなく、昼も夜も同じ料金。深夜充電のメリットがないのに、そのモードで動作していたため、無駄な充放電を繰り返していました。

販売店に相談して「グリーンモード」(太陽光の余剰電力だけを充電)に変更したところ、電気代が月2,000円ほど改善しました。

電力プランを見直していない

太陽光発電を導入したら、電力契約プランも見直すべきです。特に、蓄電池がある場合は、時間帯別料金プランに変更することで経済効果が高まります。

 電力プラン見直しのポイント 

● 太陽光のみ:従量制プランでも可(売電重視の場合)
● 蓄電池あり:時間帯別料金プラン推奨(昼安・夜高)
● オール電化:深夜電力割引プラン活用
● 在宅ワーク:昼間の料金が安いプラン
しかし、多くの人は導入時のプランのまま変更せず、本来得られるはずのメリットを逃しています。

「昼間シフト」を実行していない

業者から「昼間に家電を使えば自家消費率が上がる」とアドバイスされても、実際に生活習慣を変えるのは簡単ではありません。

洗濯、掃除、食洗機など、昼間に動かせる家電はありますが、「わざわざ太陽光のために時間を変える」という行動を毎日続けられる人は少数です。結果として、自家消費率は上がらず、期待した削減効果が得られません。

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共通点④:「そもそも電気代が少ない」家庭

共通点④:「そもそも電気代が少ない」家庭

月の電気代が5,000円以下の家庭

もともと電気代が少ない家庭では、太陽光発電による削減額も少なくなります。月5,000円の電気代を半分に減らしても、削減額は2,500円。年間3万円程度の削減では、100万円以上の初期投資を回収するのは困難です。

 実例4:Dさん(高齢夫婦)の誤算 

Dさん夫婦は70代で、2人暮らし。エアコンもあまり使わず、電気代は月平均4,000円程度でした。営業担当者に勧められて太陽光発電を導入しましたが、削減効果は年間2万円程度。

150万円の投資を回収するには75年かかる計算で、「営業の人は私たちの電気代を確認しなかった。導入しなければ良かった」と後悔しています。

「オール電化」ではない家庭

ガス併用の家庭は、オール電化住宅に比べて電力消費が少ない傾向があります。給湯や調理をガスで行うため、太陽光発電で削減できる電気代が限られます。

太陽光発電の効果を最大化するには、オール電化とセットで考えるのが理想ですが、後からオール電化に変更するには追加で数十万円のコストがかかります。

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太陽光でも電気代が下がらない「本当の理由」

電気代が下がらない「本当の理由」

業者のシミュレーションが「楽観的すぎた」

電気代が下がらない最大の理由は、業者のシミュレーションが自分の家庭の実態と合っていなかったことです。

 太陽光発電のシミュレーションと現実のギャップ 

● 自家消費率:シミュレーション50% → 現実30%
● 年間発電量:シミュレーション5,000kWh → 現実4,200kWh
● 売電価格:シミュレーション時の価格 → FIT終了後に激減
● 電力プラン:最適プラン想定 → 実際は従量制のまま

業者は「平均的な家庭」を前提にシミュレーションを作りますが、個別の生活パターンを十分に反映していないことが多いです。

「電気の使い方」が変わっていない

太陽光発電を導入しても、電気の使い方を変えなければ、削減効果は限定的です。「太陽光があるから電気代を気にしなくていい」と考え、かえって電気使用量が増えてしまう人さえいます。

太陽光発電の効果を最大化するには、発電パターンに合わせて電気の使い方を工夫する必要がありますが、それを実行できる人は多くありません。

太陽光発電の期待値が「高すぎた」

「太陽光を入れれば電気代がタダになる」「すぐに元が取れる」という過度な期待も、失望の原因です。現実的には、電気代が半分になれば上出来、3分の1削減できれば成功と考えるべきです。

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太陽光で電気代が下がらない理由|よくある質問(FAQ)

Q1:電気代が下がらない場合、何か対策はありますか?

まず、(1)電力プランを見直す、(2)パワコンの設定を確認する、(3)昼間の電力使用を意識的に増やす、(4)蓄電池の導入を検討する、などの対策があります。それでも改善しない場合は、業者に相談して発電量や設定に問題がないか確認しましょう。

Q2:共働きで昼間不在ですが、太陽光発電は意味がないですか?

意味がないわけではありませんが、効果は限定的です。蓄電池を導入すれば自家消費率を高められますが、追加で100万円程度かかります。あるいは、将来リタイアして在宅時間が増えることを見越して導入するという考え方もあります。

Q3:FIT終了後、電気代削減効果がなくなったらどうすればいいですか?

FIT終了後は、(1)蓄電池を導入して自家消費を増やす、(2)新電力会社で高い買取価格を探す、(3)昼間の電力使用を増やす、(4)エコキュートを昼間沸き上げに設定する、などの対策があります。何もしないと効果は薄れますが、工夫次第で改善できます。

Q4:業者のシミュレーションと実際が違う場合、クレームを言えますか?

シミュレーションはあくまで「予測」であり、天候や使用パターンによって変動することが前提です。ただし、明らかに発電量が少ない、設備に不具合があるなどの場合は、保証期間内なら対応してもらえる可能性があります。まずは業者に相談してみましょう。

Q5:導入前に「電気代が下がらないリスク」を確認する方法はありますか?

導入前に、(1)自分の電力使用パターンを正確に把握する(1年分の電気代明細を確認)、(2)昼間の在宅状況を業者に正直に伝える、(3)複数業者からシミュレーションを取る、(4)悲観的なケースでも計算してもらう、などを実行しましょう。「最悪のケース」でも納得できるなら導入すべきです。

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