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非常時に“電気自動車(EV)”は使える?
地震や台風、大雨による浸水被害など、日本に暮らす私たちは、いつどこで災害に見舞われてもおかしくない環境にいます。とくに近年では、大規模な停電や交通インフラの麻痺といった事態が頻発しており、「電気が使えない」「ガソリンが手に入らない」という状況が現実のものとして起こっています。
たとえば、2019年の台風15号が千葉県を直撃した際には、広い範囲で停電が発生し、復旧までに1週間以上を要しました。夏場の猛暑の中で、冷房も冷蔵庫も使えず、水や食料を買いに行くにもガソリンスタンドが機能していないという声が多く聞かれました。こうした災害時に、人と物資の移動手段が限られてしまうのは、大きな不安要素です。
このような非常時にこそ、「もし、自宅で電気を供給できる車があれば…」と考えた方も多いのではないでしょうか。実は今、そのニーズに応えられる存在として注目されているのが、電気自動車(EV)です。電気自動車(EV)は、走るだけでなく、非常時には家庭や避難所へ電力を供給する“モバイル電源”としても活用できる可能性を秘めています。
日常の移動手段としてだけでなく、万一の備えとしても頼れる存在。災害が現実のリスクとなっている今こそ、「電気自動車(EV)=非常時に強いクルマ」として見直してみる価値があります。
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電気自動車(EV)の基本機能と仕組み
電気自動車(EV)というと、「なんとなく環境にやさしい車」「ガソリンを使わない車」というイメージを持っている方が多いかもしれません。ですが、実際にどのような仕組みで動いていて、なぜ災害時に役立つのか――その本質を理解するには、電気自動車(EV)の構造を少しだけ知っておく必要があります。
電気自動車(EV)の基本的な仕組み
まず、電気自動車(EV)はその名のとおり、バッテリーに蓄えた電気でモーターを回して走行します。エンジンを使わず、燃料もガソリンや軽油ではなく電気。音が静かで、走り出しもスムーズなのが特徴です。給油の代わりに、家庭用コンセントや専用の充電スタンドを使って“充電”することで走行可能な状態になります。
ここで混同されやすいのが、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車との違いです。
✓ ハイブリッド車(HEV):基本的にはガソリンで走りますが、発進や低速時にモーターも併用します。充電は外部からではなく、走行中に自動で行われます。
✓ プラグインハイブリッド車(PHEV):電気でもガソリンでも走れるハイブリッド車で、外部充電にも対応しています。電気だけで一定距離を走ることが可能ですが、バッテリーがなくなればガソリンで走行します。
✓ 電気自動車(EV)(BEV):完全に電気だけで走る車で、エンジンは搭載していません。モーター駆動のみで、排気ガスもゼロです。
どれくらいの電力を持っているのか
電気自動車(EV)には数十kWh程度の大容量のリチウムイオンバッテリーが搭載されており、走行距離にして300〜500km以上の電力を蓄える車種も登場しています。この“走るバッテリー”ともいえる性能こそが、災害時に力を発揮するポイントです。
また、近年の電気自動車(EV)には「V2L(Vehicle to Load)」と呼ばれる機能が搭載されているものも増えています。これは、車に貯めた電力を外部に供給する機能で、まさに非常時に家電製品や照明に電気を送ることができる仕組みです。
「ただの移動手段」から「非常時のエネルギー源」へ――電気自動車(EV)は、これまでの車のイメージを一歩先へと進める存在になりつつあります。
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電気自動車(EV)が災害時にできること
災害時に電気が止まると、生活は一気に不便になります。照明がつかない、スマートフォンが充電できない、冷蔵庫が使えない、暖房も冷房も動かない――普段当たり前に使っている電気が使えないだけで、暮らしは大きく制限されます。
こうした非常時に、電気自動車(EV)が“移動手段”を超えた価値を発揮します。それが「給電機能」です。
V2Lで住宅への電力供給
多くの電気自動車(EV)には、「V2L(Vehicle to Load)」という機能が搭載されています。これは、車に蓄えた電力をAC電源として外部に供給する仕組みで、専用のアダプターやポートを通じて家庭用電源と同じように使用できます。一部の車種では、より本格的な「V2H(Vehicle to Home)」にも対応しており、自宅の配電盤に直接電力を供給することも可能です。
では、実際にどのくらいの電力を使えるのでしょうか。
たとえば、日産リーフ(62kWhモデル)の場合、バッテリー満充電で約2〜3日分の家庭用電力をまかなえるとされています(※使用電力量により変動)。冷蔵庫やLED照明、スマートフォンの充電、電気ポット、扇風機などの小型家電であれば、電気自動車(EV)1台で十分に使用可能です。条件次第では、IHコンロや電子レンジも使えるケースがあります。
✓ 災害時に電気自動車(EV)で動かせる主な家電例:
・LED照明
・スマートフォン/ノートパソコンの充電
・冷蔵庫
・電気ポット
・扇風機
・テレビ(ニュース確認用)
・Wi-Fiルーター
・空調機器
車内でも家電製品が使える
さらに、災害時に自宅での避難が困難な場合は、車中泊をするという選択肢もあります。エンジンを使わない電気自動車(EV)であれば、排気ガスの心配がなく、アイドリング状態を気にせず空調や照明を使うことができます。車内でスマートフォンを充電し、テレビやラジオで最新情報を得ながら、安全な場所で待機するという行動が可能になるのです。
また、避難所に電源を持ち込む手段としても電気自動車(EV)は役立ちます。ポータブル電源ではまかないきれない規模の電力を供給できるため、複数人が使うスマートフォンの充電や、簡易照明の確保などにも有効です。実際に災害対策として、地方自治体が電気自動車(EV)を導入している事例も多くあります。
災害対策は「備えているかどうか」で被害の受け方が大きく変わります。電気自動車(EV)は、ただの移動手段ではなく、“電源”という切り口から見ても、防災に強い存在です。普段は走る道具、非常時には暮らしを支える道具として、二つの顔を持っていると言えるでしょう。
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実例紹介:電気自動車(EV)が活躍した災害事例
電気自動車(EV)の給電機能は、実際の災害現場でどのように役立ったのか――。ここでは、実際にあった活用事例を取り上げ、現場でのリアルな使われ方を紹介します。
台風15号(2019年・千葉)での電力支援
2019年9月、台風15号が千葉県に甚大な被害をもたらしました。最大で90万戸以上が停電し、復旧には1週間以上を要しました。このとき、日産自動車が県内の自治体と連携し、日産リーフを複数台派遣。避難所や福祉施設に電力を供給する支援活動が行われました。
特に役立ったのが、車両のV2L機能を活用した携帯電話の充電スペースです。停電によりスマートフォンのバッテリー切れに困っていた住民が、車からの給電で通信手段を確保できたことで、不安の軽減に大きく貢献しました。また、冷蔵庫や扇風機などの家電製品を動かす手段としても活用され、避難所での生活環境の維持に寄与しました。
能登半島地震(2024年)での自家用電気自動車(EV)の活用
2024年の能登半島地震では、多くの道路が寸断され、燃料の供給も滞りました。その中で注目されたのが、被災者自身が所有する電気自動車(EV)の活用です。
石川県内の一部地域では、避難勧告のあとも自宅での避難生活を選択する人が多く、自家用の電気自動車(EV)を使って照明や炊飯器、暖房器具などを稼働させていた事例が複数報告されています。電力会社による復旧作業が長期化する中で、電気自動車(EV)の存在が生活のライフラインを支える“移動式発電機”のような役割を果たしました。
「クルマから電気が取れる」という意識が定着していた地域では、比較的落ち着いた対応が取れていたのも印象的です。
自治体による防災用電気自動車(EV)の導入が進む
災害時の実績を受け、電気自動車(EV)を防災資産として導入する自治体も増えています。
たとえば、神奈川県藤沢市では、日産と協定を結び、災害発生時に電気自動車(EV)を優先的に活用できる体制を整えています。平時には公用車として使い、災害時には避難所へ配置して給電に活用するという運用です。こうした取り組みは他の自治体にも広がっており、今後は防災計画の中に「電気自動車(EV)の確保」が組み込まれるケースが増えていくと見られます。
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電気自動車(EV)のメリットと注意点
電気自動車(EV)は災害時に力を発揮するだけでなく、日常生活においてもさまざまな利点があります。その一方で、導入にあたっては把握しておくべき注意点も存在します。ここでは、電気自動車(EV)を「防災も考えた選択肢」として検討する上で、現実的な視点からメリットと注意点を整理しておきます。
燃料不要の安心感と経済性
まず大きなメリットは、ガソリンを使わずに済むという点です。災害時にガソリンスタンドが停止したり、長蛇の列ができたりする状況は過去にも繰り返し発生しています。その点、電気自動車(EV)は家庭用電源でも充電ができるため、自宅に電気があれば、あるいは太陽光発電などと組み合わせれば、自給自足の移動手段として機能します。
非常時の「電源」としての信頼性
災害時にスマートフォンや家電製品に電力を供給できることは、すでに紹介したとおりですが、それが“自分の家の車”でできるというのは、想像以上の安心感があります。
特に家族がいる家庭においては、「いざという時に電気がある」というのは非常に心強いものです。停電が長引いた場合でも、冷蔵庫で食料を保存し、電気ポットでお湯を沸かし、携帯電話で外部と連絡を取る。これらが可能になるだけで、暮らしの安心度は大きく変わってきます。
注意点①:充電インフラの整備状況
とはいえ、電気自動車(EV)には注意すべき点もあります。まず最初に確認しておきたいのが、自宅周辺の充電環境です。現在は高速道路のサービスエリアや大型商業施設などに急速充電器が設置されていますが、すべての地域に十分なインフラが整っているわけではありません。
自宅に200Vの充電設備を設置することで利便性は大きく向上しますが、設置には数万円〜十数万円の費用がかかる場合もあります。導入前には、近隣の充電スポットや、自宅での充電手段について現実的に検討する必要があります。
注意点②:車種による給電能力の差
すべての電気自動車(EV)が同じように給電できるわけではない、という点にも注意が必要です。V2LやV2Hに対応していない車種も存在しますし、搭載バッテリーの容量によって、給電できる時間や電力量にも差があります。
たとえば、軽自動車サイズの電気自動車(EV)は手軽に導入しやすい一方で、バッテリー容量は大型車種に比べて小さいことが多く、長時間の給電には向かない場合があります。防災目的も視野に入れるなら、車選びの段階で「給電性能」も比較項目としてチェックしておくことが重要です。
注意点③:冬場の電力消費と航続距離
冬季に暖房を使う場合、バッテリーの電力消費が増えるため、走行可能な距離(航続距離)が短くなる傾向があります。災害発生が冬場だった場合、車内で過ごす際の電力管理には注意が必要です。
また、寒冷地ではバッテリーの性能そのものが落ちることもあり、計画的な充電が求められます。「普段からどのくらい電力を使っているのか」「災害時にどの機器を優先して使うのか」といった使い方のシミュレーションをしておくことも、防災準備の一環と言えるでしょう。
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「災害対応力」も加味して電気自動車(EV)を選ぶ時代へ
かつては、車選びといえば「燃費」や「走行性能」「デザイン」といったポイントが中心でした。しかし、近年ではその価値観が変わりつつあります。「災害に強いかどうか」という視点が、車の選び方において判断基準の一つになり始めているのです。
車は「移動手段」だけではない
これまで車は、あくまで“移動のための道具”として認識されてきました。しかし、災害の頻度が高まり、生活インフラが突然止まるというリスクが現実のものになった今、車は“移動+生活を支えるツール”という二重の役割を担う時代に入っています。
とくに電気自動車(EV)は、その構造上、蓄電池を大容量で搭載しているため、単なる経済性の良い車とは一線を画します。災害時に数日分の電力を供給できる機能は、ガソリン車にはない特長です。つまり、電気自動車(EV)には「いざというときに家族を守る」という視点からの価値が備わっているのです。
「給電機能」はこれからの標準装備に?
最近では、自動車メーカーも「災害対応力」を意識した開発を進めています。給電ポートやV2L対応はもはや特別な機能ではなく、標準装備に近づきつつあります。新型車の中には、専用アダプターが標準で付属しているモデルも登場しており、購入後すぐに給電に対応できるケースも増えています。
また、一部の電気自動車(EV)は、家庭と接続するV2Hシステムにも対応しており、住宅用の蓄電池の代わりとして活用することも可能です。たとえば太陽光発電と組み合わせれば、昼間に発電し、夜間に電気自動車(EV)から家電を動かすといった、エネルギーの自立的な循環も実現できます。
防災とエネルギー自立の融合
今後、住宅と電気自動車(EV)の連携はますます進んでいくと予想されます。これは「災害への備え」であると同時に、「日常的な電力利用の効率化」にもつながります。
太陽光発電+電気自動車(EV)+V2Hといった組み合わせは、停電への備えだけでなく、電力会社に頼らない生活=エネルギー自立の第一歩にもなります。電力料金の高騰や供給不安が広がる中で、「家庭でエネルギーを管理する」という意識を持つことが、今後の防災にも直結していくはずです。
補助金や優遇制度も活用を
国や自治体も、電気自動車(EV)の導入を後押ししています。購入時の補助金制度、V2H機器の導入補助、さらには充電設備の設置支援など、さまざまな制度が用意されています。防災を目的とした導入であっても、こうした制度を上手に活用すれば、初期投資の負担を軽減することが可能です。
また、電気自動車(EV)を地域の「防災拠点」として位置づけ、企業や自治体が導入する動きも加速しています。これからは、個人の家庭でもそうした意識を持つことで、万一のときに備える力を高めることができます。
このように、災害と隣り合わせの時代において、車を選ぶ基準は確実に変わり始めています。「災害に強い車かどうか」は、家族を守るためのひとつの判断軸として、これからますます注目されていくでしょう。
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電気自動車(EV)の非常時活用のまとめ
電気自動車(EV)というと、これまでは「環境にやさしい」「ガソリンを使わない」といった視点から語られることが多かったかもしれません。ですが今、その位置づけが変わりつつあります。電気自動車(EV)は、“走るエコカー”であると同時に、“もしもの時に頼れる非常電源”という、新しい役割を持ち始めています。
非常時に活きる、日常の選択
災害時、電気が止まり、移動手段も限られる中で、自宅にある電気自動車(EV)が数日分の電力をまかなえる。そんな現実的なメリットは、日常の延長線上にあります。普段は静かに走り、燃料代を抑えてくれる存在が、いざという時には暮らしを守る“最後の砦”になる。その価値は、数字やスペックだけでは測れません。
しかも、特別な準備や使い方を覚えなくても、日常的に電気自動車(EV)に乗っていれば、そのまま「災害対策」が進んでいることになります。買い物に行く、子どもを迎えに行く、通勤する――そうした日々の行動が、防災につながっているというのは、大きな安心感につながるはずです。
「走る蓄電池」が当たり前になる未来
今後、電気自動車(EV)はさらに高性能化し、給電機能もより一般的な装備になっていくでしょう。自宅とクルマがつながり、エネルギーの使い方そのものが変わっていく。そんな未来は、もう遠い話ではありません。
もちろん、導入にはコストやインフラの問題もあります。ただし、それを補って余りあるメリットがあることも、すでに多くの災害が教えてくれています。防災対策は「いつか」の話ではなく、「いつでも起こりうる現実」です。備えがあるかどうかが、その後の生活に大きな差を生むことは明らかです。
家族を守る備えとしての一台
電気自動車(EV)は、未来のための乗り物であると同時に、“今”を守る手段でもあります。毎日使いながら、災害時にも力を発揮する。その意味で、電気自動車(EV)はまさに「次の当たり前」となる選択肢です。
家族を守りたい。災害に備えたい。そう考えるすべての人にとって、電気自動車(EV)は“検討する価値がある選択肢”ではなく、“持っていて損のない備え”なのかもしれません。