太陽光発電を設置する場合に大切なことは何のために設置するのかその目的をはっきりと持つことです。その目的によって蓄電池の様な付帯設備の要否も変わってきます。
例えば経済性よりも環境保護が目的で太陽光発電を始めようと言う場合には蓄電池の設置が不可欠です。
設置するソーラーパネルの発電容量にもよりますが、日照時間の長い地域では年間平均で自給率100%の確保が可能ですので、昼間の余剰発電分を貯めておいて夜間に使用できるようなNECの家庭用蓄電システムの利用も一つの方法です。
平成26年1月31日まで交付申請すると国からこのNECの家庭用蓄電システムのような機器費には上限100万円で三分の一の補助金が出ます。現在設置すればこのようなメリットを受けることができます。
一方、環境保護より経済性を重視する場合は、反対に太陽光発電で得られた電力の自給率を極力少なくする努力が必要となります。
この場合は蓄電池は不要となります。
すなわち日中の発電中は必要最小限の電気を使用しするようにします。
発電した電力を自分の所でできるだけ使用せずに売電にまわします。
平成25年度の電力会社の各家庭からの購入価格は1kW当り37.8円ですから、各家庭の使用する電気料金より高目に設定されています。
特にオール電化の家庭の場合は深夜電力は10円以下ですので、深夜に電気を使用するようにすればさらにメリットが大きくなります。
この経済性重視な場合は、電力不足の時期に節電協力にもなるし、電力供給という社会協力にもなります。