京セラは、容量が14.4kWと大きな家庭用の蓄電池を2013年5月から販売開始を始めました。
リチウムイオン蓄電システムタイプBと呼ばれるもので太陽光発電システムと接続した場合に買取価格を高く設定することができるようになります。
国の、定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業補助金の対象となります。京セラは2012年8月にタイプAの商品を販売していました。
太陽光発電システムの稼働中に蓄電池からの放電が同時に起きていますので、自家発電システムと分類されるため買取価格は1kW当たり31円でした。
今回のタイプBでは太陽光発電システムの稼働中には蓄電システム側での放電を抑制することが可能になりました。
自家発電ではないと認定されましたので、タイプAを太陽光システムと併設しても、単体設置と同じ1kW当たりの買取価格は38円となります。
太陽光システムと蓄電システムを組み合わせるメリットは、電力の使い方の自由度にあります。停電の時の電源として利用することができますし、ピークカットや売電にも役に立ちます。
標準の運転モードの際、日中に蓄電された電力を使用することで太陽光システムで発電させた電気の売電量を増やせるのです。
運転モードには他に深夜電力活用モードや強制充電モード、強制放電モードなど合計6種類があります。
蓄電システムは4000回の放充電後でも使用が可能な容量として80%を維持でき、また本体には10年間の保証があります。