EV購入後に自宅充電工事が高い理由|家の条件で費用が変わる実態

投稿日:2026年02月23日

EV購入後に自宅充電工事が高い理由|家の条件で費用が変わる実態

「EV充電の工事費用、5万円くらいでしょ?」──そう思っていたら、見積もりが30万円を超えて驚愕。実は、EV充電工事の費用は住宅条件により大きく変わります。

工事費用が高くなりやすい家の特徴と、その理由を徹底解説します。


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高くなる特徴①:「駐車位置が家屋から遠い」

高くなる特徴①:「駐車位置が家屋から遠い」

「配線距離」がコストを左右

EV充電工事の費用を最も大きく左右するのが、分電盤から駐車位置までの「配線距離」です。距離が長いほど、充電ケーブルが長くなり、工事の手間も増えます。
一般的な工事費用の目安は以下の通りです(あくまで目安であり、実際は業者により異なります)。

● 5m以内: 5〜8万円程度
● 10m以内: 8〜12万円程度
● 20m以内: 15〜25万円程度
● 30m以上: 25〜40万円以上

 高額事例: 

戸建てで、分電盤が2階にあり、駐車場が敷地の奥にあるケース。配線距離が35mになり、工事費用が38万円に。ケーブル代だけで15万円かかった。

「露出配線」か「埋設配線」か

EV充電工事の費用を大きく左右するポイントのひとつが、配線方法の違いです。壁の表面に配線を固定する「露出配線」は、工事がシンプルで作業時間も短く済むため、比較的安価に設置できます。しかし、見た目がやや無骨になりやすく、直射日光や雨風の影響を受けやすいため、長期的には劣化しやすいというデメリットがあります。

一方、壁の内部や地中に配線を通す「埋設配線」は、外観がすっきりし、配線の保護性能も高いのが特徴です。ただし、壁を開口したり地面を掘削したりする必要があるため、作業工程が増え、費用が露出配線の倍以上になることも珍しくありません。見た目・耐久性・コストのバランスをどう取るかが、工事方法を選ぶ際の重要な判断ポイントになります。

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高くなる特徴②:「分電盤の容量不足」

高くなる特徴②:「分電盤の容量不足」

「40A分電盤」は交換が必要

築20年以上の住宅では、分電盤が40A対応までしかないケースがあります。EV充電には60A以上の契約が推奨されるため、分電盤の交換が必要になります。
分電盤の交換費用は、一般的に10〜20万円程度です。これが充電工事費用に上乗せされます。

 高額事例:  

築30年の戸建て。分電盤が古く、60Aに対応していなかった。分電盤交換(15万円)+充電設備工事(10万円)で合計25万円かかった。

「幹線容量」の問題

EV充電工事で最も厄介なのが、家に引き込まれている「幹線」の容量不足です。幹線とは、電柱から住宅へ電気を供給する“太いメインケーブル”のことで、これが細いと60A以上の契約ができず、EV充電に必要な電力を確保できません。分電盤を交換しても、幹線が細いままでは意味がなく、電力会社に幹線の増強工事を依頼する必要があります。

この工事は家の外側の配線を大きく触るため、費用が数十万円に及ぶことも珍しくありません。さらに、電力会社の工事日程調整が必要で、時間もかかります。つまり、幹線容量の不足は「費用が高い」「工期が長い」という二重の負担につながる、最もインパクトの大きいコスト要因なのです。

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高くなる特徴③:「コンクリート打ち駐車場」

高くなる特徴③:「コンクリート打ち駐車場」

「コンクリートカッター」が必要

駐車場がコンクリートで舗装されている場合、地中に配線を通すにはコンクリートを削る必要があります。これには「コンクリートカッター」という特殊な工具が必要で、作業費が高くなります。
コンクリートカット費用は、距離や厚さにより異なりますが、一般的に5〜15万円程度が追加でかかります。

 高額事例:  

駐車場全面がコンクリート舗装。地中配線のため、10mのコンクリートカットが必要に。カット費用12万円+配線工事15万円で合計27万円。

「復旧費用」も忘れずに

コンクリート舗装された駐車場にEV充電用の配線を通す場合、まずコンクリートをカッターで切り込み、地中に溝を作る必要があります。しかし、工事はそれで終わりではありません。配線を埋め込んだ後は、元の状態に戻すためにコンクリートを再び打ち直す「復旧作業」が必要になります。

この復旧作業には材料費と職人の手間がかかるため、追加で5〜10万円ほど発生することが一般的です。見積もりでは“配線工事費”だけに目が行きがちですが、実際にはこの復旧費用が全体のコストを押し上げる大きな要因になります。コンクリート駐車場での工事を検討する際は、必ず復旧費用まで含めて予算を考えておくことが重要です。

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高くなる特徴④:「マンション・集合住宅」

高くなる特徴④:「マンション・集合住宅」

「共用部分」からの配線

マンションの場合、専有部分(自分の部屋)から駐車場まで配線を引くことは通常できません。共用部分の電気を使うか、専用の分電盤を新設する必要があります。

共用部分の配線工事には、管理組合の許可が必要で、規約で禁止されているケースもあります。許可が下りても、工事費用は戸建ての2〜3倍になることがあります。

 高額事例:  

マンションの機械式駐車場。共用部分から専用の配線を引き、EV充電器を設置。工事費用50万円+管理組合への申請手数料5万円で合計55万円。

「機械式駐車場」はさらに困難

機械式駐車場にEV充電設備を設置するのは、住宅環境の中でも最も難易度が高いケースです。機械式は、車を上下・左右に動かすための可動構造になっており、配線を固定するスペースがほとんどありません。さらに、動く部分にケーブルを通すと断線や事故のリスクがあるため、通常の工事方法が一切使えません。

仮に設置が可能だとしても、専用の可動ケーブルや特殊な配線ルートが必要になり、工事費が100万円を超えることも珍しくありません。また、管理組合の許可が下りないケースも多く、技術的・制度的なハードルが非常に高いのが実情です。現実的には、自宅での充電を諦め、外部の充電スポットを活用する方が合理的な選択になることが多い環境です。

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高くなる特徴⑤:「古い配線の全面交換」

高くなる特徴⑤:「古い配線の全面交換」

築30年以上は要注意

築30年以上の住宅では、配線自体が劣化している可能性があります。EV充電のような大電流を流すと、配線が過熱し、火災リスクがあります。

電気工事士に点検してもらい、「配線の全面交換が必要」と言われるケースもあります。この場合、配線交換費用が30〜100万円程度かかることもあります。

 高額事例:  

築35年の戸建て。配線点検で劣化が見つかり、家全体の配線を交換することに。配線交換70万円+EV充電工事10万円で合計80万円。

「アース工事」も追加で必要

築年数の古い住宅では、そもそもアース(接地)が設置されていないケースが珍しくありません。しかし、EV充電設備は高電圧を扱うため、感電や漏電を防ぐ目的でアースが必須です。アースがない状態で充電器を設置すると、安全基準を満たせず、機器の誤作動や重大事故につながる可能性があります。そのため、工事業者はまずアースの有無を確認し、必要であれば追加工事を行います。

アース棒の埋設や配線の引き回しなどの作業が発生するため、一般的に3〜5万円ほどの費用が上乗せされます。見積もりでは見落としがちな項目ですが、安全性を確保するためには欠かせない工程であり、古い住宅ほど発生しやすい追加費用です。

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高くなる特徴⑥:「賃貸・借地」

高くなる特徴⑥:「賃貸・借地」

「原状回復」が前提

賃貸住宅の場合、大家の許可が必要であり、退去時に「原状回復」を求められることがあります。つまり、充電設備を撤去し、配線も元に戻す必要があります。
設置費用に加えて、将来の撤去費用も見込んでおく必要があり、トータルコストが高くなります。

 高額事例:  

賃貸戸建てでEV充電設備を設置。設置費用15万円+退去時の撤去費用(見積もり)10万円で、トータル25万円を覚悟。

「借地」も複雑

土地を借りて家を建てている「借地権」の住宅では、EV充電設備の設置がさらに複雑になります。借地は土地の所有者が別にいるため、建物に関わる工事であっても地主の許可が必要になるケースが多く、勝手に配線を通したり外壁に穴を開けたりすることはできません。許可が下りない場合は工事自体が不可能になり、許可が下りても「条件付き」になることがあります。

例えば、退去時の原状回復を求められたり、工事内容を細かく制限されたりすることもあります。また、地主との交渉には時間がかかり、書面での手続きが必要になることもあるため、結果として費用と手間が増える傾向があります。借地の場合は、工事の可否だけでなく、将来の撤去費用まで含めて検討することが重要です。

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充電設備工事費用を抑える5つのコツ

充電設備工事費用を抑える5つのコツ

コツ①:複数業者から相見積もり

工事費用は業者によって大きく異なります。最低3社から見積もりを取り、内訳を比較しましょう。「ケーブル」「工事費」「諸経費」など、項目ごとに確認することが重要です。

 成功事例:  

A社の見積もりは28万円、B社は18万円、C社は22万円。内訳を比較したら、A社は諸経費が高すぎた。結局B社に依頼して10万円節約できた。

コツ②:補助金を活用

EV充電設備の設置費用は、国や自治体の補助金を活用することで大幅に抑えられる可能性があります。補助金の内容は地域によって異なりますが、数万円〜十数万円が支給されるケースもあり、特に200V充電器の設置や分電盤の交換が必要な場合には大きな助けになります。

補助金は申請期限や条件が細かく決められているため、事前に自治体のホームページやEVディーラーで最新情報を確認することが重要です。「知らなかったから使えなかった」という人も多いため、まずは補助金の有無を調べるだけでも、工事費用を賢く節約できます。

コツ③:「露出配線」も検討

工事費用を抑えたい場合、見た目よりコストを優先して「露出配線」を選ぶのも有効な方法です。露出配線は壁の表面にケーブルを固定するだけなので、作業がシンプルで工期も短く、埋設配線の半額程度で済むこともあります。

確かに見た目はやや無骨になりますが、後から配線カバーを取り付ければ、外観をある程度整えることも可能です。特に、駐車場が屋外で見た目をそこまで気にしない場合や、将来的に撤去する可能性がある賃貸住宅では、露出配線はコストパフォーマンスの高い選択肢になります。

コツ④:DIYは絶対にNG

EV充電設備の設置は、電気工事士の資格が必要な専門工事です。配線を誤ると漏電・火災・感電など重大事故につながるため、DIYでの施工は法律で禁止されています。インターネット上には「自分でできる」といった情報もありますが、実際には危険性が高く、保険が適用されないリスクもあります。

たとえ工事費が高く感じても、必ず有資格者に依頼することが安全面でも経済面でも最善の選択です。正しく施工された設備は長く安心して使えるため、結果的にトラブルや追加費用を避けることにつながります。

コツ⑤:EV購入前に見積もり

EVを購入してから充電工事の見積もりを取ると、「思ったより高くて予算オーバー」という事態になりがちです。特に、分電盤の容量不足や配線距離の長さなど、家の条件によっては工事費が20〜40万円以上になることもあります。

そのため、EV購入前に必ず工事業者へ現地調査を依頼し、費用を把握しておくことが重要です。車両代と合わせて総額を見積もることで、後から慌てることなく、納車後すぐに快適な充電環境を整えられます。EV選びの一環として、充電工事の見積もりを“事前に取る”ことは必須のステップです。


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まとめ: 自宅充電工事が高い理由

EVの自宅充電工事は、「コンセントを付けるだけだから5万円程度」というイメージを持たれがちです。しかし実際には、住宅条件によって費用は大きく変わり、10万円〜50万円程度まで幅が出ることも珍しくありません。このギャップが、導入後の不満や後悔につながりやすいポイントです。

費用を押し上げる主な要因

工事費が高くなる背景には、いくつもの現実的な要因があります。駐車場と分電盤の距離が長い場合は配線工事が増え、分電盤の容量が不足していれば交換や増設が必要になります。また、地面がコンクリート舗装されている場合ははつり工事が発生し、マンションでは共用部対応や申請手続きが必要になることもあります。築年数が古い住宅では、配線の劣化対策が求められるケースもあります。

条件が重なるほど費用は膨らむ

これらの条件が単独であれば軽微な工事で済む場合もありますが、複数が重なると工事内容は一気に複雑になります。その結果、想定よりも高額な見積もりが出ることがあります。工事費は設備の価格ではなく、家の条件で決まると考えると分かりやすいでしょう。

購入前の見積もりが後悔を防ぐ

「EVを買ってから考える」のではなく、購入前に必ず現地調査と見積もりを取ることが重要です。あらかじめ現実的な費用感を把握しておけば、想定外の出費に驚くことなく、納得したうえでEV導入を進められます。

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EV購入後に自宅充電工事が高い理由|よくある質問(FAQ)

Q1: EV充電工事の平均費用はどのくらいですか?

一般的には10〜20万円程度が目安ですが、住宅条件により5万円で済むケースもあれば、50万円を超えるケースもあります。正確な費用は見積もりを取らないとわかりません。

Q2: 工事費用は、ローンを組めますか?

一部の業者やEVメーカーは、工事費用も含めたローンプランを提供しています。また、リフォームローンを使える場合もあります。金融機関や業者に確認してみてください。

Q3: マンションで充電工事が許可されない場合、どうすればいいですか?

外部の充電スポットを利用するか、職場に充電設備があるか確認してください。または、管理組合に粘り強く交渉し、他の住民の賛同を得る方法もあります。

Q4: 補助金はどこで調べられますか?

経済産業省や環境省のウェブサイト、各自治体のホームページで確認できます。また、EVディーラーも補助金情報に詳しいので、相談してみてください。

Q5: 工事業者は、どこに依頼すればいいですか?

EVディーラーが提携業者を紹介してくれることが多いです。また、地元の電気工事業者に直接依頼することもできます。複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

Q6: 工事後に追加費用を請求されることはありますか?

見積もり段階で想定していなかった問題(配線の劣化、アース不足など)が見つかると、追加費用が発生することがあります。契約前に「追加費用の可能性」を確認し、上限を決めておくと安心です。

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