V2Hと普通のEV充電器は併設すべき?住宅条件別に解説

投稿日:2026年02月24日

V2Hと普通のEV充電器は併設すべき?住宅条件別に解説

「V2Hがあれば、普通のEV充電器は要らないでしょ?」──そう思っていませんか?

実は、V2H(Vehicle to Home)だけでは不便なケースや、普通の充電器と併用することで利便性が大幅に向上する住宅条件があります。今回は、どんな家庭ならV2Hと充電器の併設が有効なのか、住宅条件別に解説します。


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そもそもV2Hと普通のEV充電器の違いとは?

そもそもV2Hと普通のEV充電器の違いとは?

V2H:EVから家に給電できる「双方向」

V2Hは、電気自動車(EV)のバッテリーに充電するだけでなく、電気自動車(EV)から家に電気を供給する「双方向」の機能を持ちます。停電時に電気自動車(EV)を非常用電源として使えるのが最大の強みです。ただし、機器本体が高額(100万円前後)で、設置工事も大がかりです。

普通のEV充電器:EVに充電するだけの「単方向」

普通のEV充電器(いわゆるウォールボックス)は、電気自動車(EV)へ電気を送る“単方向”のシンプルな機能に特化した設備です。V2Hのように家へ給電する機能はありませんが、その分価格が安く、本体は5〜15万円程度と導入しやすいのが特徴です。

設置工事も比較的シンプルで、家庭用200Vコンセントを増設する感覚で導入できます。停電時に家へ給電することはできませんが、日常の充電を安定して行うには十分で、V2Hと併設する場合の“サブ充電器”としても非常に実用的です。

V2Hの価格・メリット・デメリット



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併設が必要なケース①:複数台のEVを所有している家庭

併設が必要なケース①:複数台のEVを所有している家庭

V2Hは「1台専用」が基本

V2Hシステムは、基本的に1台の電気自動車(EV)としか接続できません。2台目の電気自動車(EV)を充電したい場合、毎回ケーブルを付け替える必要があり、非常に面倒です。

例えば、夫婦それぞれが通勤でEVを使う家庭では、夫の車をV2Hに接続している間、妻の車は充電できません。翌朝、「充電し忘れた!」となるリスクがあります。

2台目は普通充電器で「常時充電可能」に

この問題を解決するには、V2Hとは別に普通のEV充電器を併設します。1台目はV2Hで充電&給電に使い、2台目は普通充電器で常に充電できる状態にしておけば、ストレスなく運用できます。

 併設のメリット(複数台所有): 

● メインのEVはV2Hで給電機能を活用
● 2台目は普通充電器でシンプルに充電
● ケーブル付け替えの手間なし /p>

V2Hの価格・メリット・デメリット



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併設が必要なケース②:V2H非対応のEVを持っている

併設が必要なケース②:V2H非対応のEVを持っている

すべてのEVがV2Hに対応しているわけではない

V2Hは便利な仕組みですが、すべてのEVが対応しているわけではありません。日産リーフや三菱アウトランダーPHEVなど一部の車種は双方向給電に対応していますが、テスラ・BMW・フォルクスワーゲンなど輸入EVの多くは現時点で非対応です。

つまり、V2Hを導入しても「家に給電できるのは対応車だけ」という制約が生まれます。複数台所有している家庭や、将来の買い替えで非対応車を選ぶ可能性がある家庭では、この点が大きなネックになります。

将来的に車種を変える可能性がある

今はV2H対応の電気自動車(EV)に乗っていても、数年後の買い替えで非対応車を選ぶ可能性は十分あります。その場合、V2Hの給電機能が使えなくなり、高額な設備が“ただの充電器”になってしまうリスクがあります。

こうした将来の不確実性に備えるには、普通のEV充電器を併設しておくのが最も合理的です。普通充電器なら車種を問わず利用できるため、V2H対応・非対応に関係なく安定して充電でき、車の買い替えにも柔軟に対応できます。

V2Hの価格・メリット・デメリット



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併設が必要なケース③:「充電速度」を優先したい場合

併設が必要なケース③:「充電速度」を優先したい場合

V2Hは「給電機能」優先で充電が遅め

V2Hは、電気自動車(EV)への充電だけでなく家への給電も行う“双方向システム”のため、内部で複雑な電力変換を行います。この仕組み上、一般的なウォールボックス型の普通充電器に比べて充電速度が控えめになることがあります。

また、V2Hは停電時の家庭への給電を重視して設計されているため、通常時の充電出力が安全寄りに抑えられているモデルも存在します。そのため、「できるだけ早く充電したい」「夜の短時間で満充電にしたい」といったニーズがある家庭では、V2H単体だと物足りなさを感じるケースがあります。

急速充電したいときは普通充電器が便利

「明日長距離ドライブだから、今夜中に満充電にしたい」という時、普通のEV充電器(特に200V/30A対応)なら、V2Hより短時間で充電できることがあります。

V2Hは双方向変換を行うため、初期モデルでは普通充電より遅いものもありました。しかし、現在の主流モデルは6kW級が多く、一般的な普通充電(3kW)より速く充電できるものも多くあります。詳しくはご自身がお持ちのもの、また購入検討しているものをご確認ください。

V2Hの価格・メリット・デメリット



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併設が必要なケース④:賃貸併用住宅や二世帯住宅

併設が必要なケース④:賃貸併用住宅や二世帯住宅

「自分用」と「家族・テナント用」で分ける

賃貸併用住宅や二世帯住宅では、複数の世帯がそれぞれEVを所有するケースが増えています。この場合、オーナーの車はV2Hに接続して停電時の給電源として活用し、テナントや別世帯の車は普通充電器で充電するという“役割分担”が非常に有効です。

V2Hは1台専用であることが多いため、世帯ごとに設備を分けておくことで、充電待ちやケーブル付け替えのストレスを避けられます。世帯間のプライバシーや利用ルールも明確になり、トラブル防止にもつながります。

「電気代の按分」が明確になる

複数世帯が同じ敷地でEVを充電する場合、電気代の按分が曖昧になるとトラブルの原因になります。V2Hと普通充電器を分けて設置しておけば、「どの車がどれだけ電気を使ったか」を明確に把握でき、請求や管理が非常にシンプルになります。

特に賃貸併用住宅では、電気代を公平に分けられることが大きなメリットで、オーナー・テナント双方の安心につながります。設備を分けることで、運用面だけでなくコスト管理の透明性も高まります。

V2Hの価格・メリット・デメリット



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併設が必要なケース⑤:V2H故障時の「バックアップ」として

併設が必要なケース⑤:V2H故障時の「バックアップ」として

V2Hは高機能だが、故障リスクもある

V2Hは双方向の電力変換を行う高度な機器であるため、構造が複雑で、一般的な普通充電器に比べて故障リスクが高いとされています。万が一トラブルが発生すると、メーカー修理に1〜2週間かかることも珍しくありません。

その間、V2Hが使えないとEVを自宅で充電できず、通勤や送迎など日常生活に大きな支障が出る可能性があります。特にEVを“生活インフラ”として使っている家庭にとって、V2H単体に依存するのはリスクが大きいと言えます。

普通充電器があれば「充電難民」にならない

V2Hが故障しても、普通のEV充電器が併設されていれば、EVの充電は問題なく継続できます。普通充電器は構造がシンプルで故障が少なく、安定した“バックアップ電源”として非常に優秀です。

特に、毎日EVを使う家庭や、仕事で車を使う人にとっては、充電できない期間が生じること自体が大きなリスクになります。V2Hと普通充電器を併設しておけば、万が一のトラブル時でも「充電難民」にならず、生活への影響を最小限に抑えられます。

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併設が不要なケース:こんな家庭はV2H単体でOK

併設が不要なケース:こんな家庭はV2H単体でOK

電気自動車(EV)が1台で、V2H対応車種のみを使う予定

所有するEVが1台だけで、今後もV2H対応車種を乗り続ける予定であれば、V2H単体で十分に運用できます。V2Hは日常の充電に加えて、停電時には家庭へ電力を供給できるため、1台のEVを“家のバッテリー”として最大限活用できます。

複数台の充電が必要ない家庭では、普通充電器を追加してもメリットが少なく、設備費用が増えるだけになりがちです。シンプルな構成で運用したい家庭には、V2H単体が最も合理的な選択になります。

充電頻度が低く、時間に余裕がある

週に数回しかEVを使わない、あるいは夜間にゆっくり充電できれば十分という家庭であれば、V2Hの充電速度でもまったく問題ありません。

V2Hは普通充電器より充電が遅い場合がありますが、急いで満充電にする必要がない生活スタイルならデメリットにはなりません。むしろ、停電時の給電機能を備えたV2Hだけでシンプルに運用できるため、設備を増やす必要がなく、コストも抑えられます。

予算が限られている

V2H本体は100万円前後と高額な設備のため、予算に余裕がない場合は普通充電器の併設を見送るのも現実的な判断です。まずはV2Hだけ導入し、必要性を感じたタイミングで普通充電器を追加する方法もあります。

後からの追加工事でも十分対応できるため、初期費用を抑えたい家庭にとっては段階的な導入が合理的です。無理に併設するより、生活スタイルに合わせて徐々に整えていく方が満足度も高くなります。

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併設する場合の「設置場所」と「配線」の注意点

併設する場合の「設置場所」と「配線」の注意点

V2Hと充電器を「別々の回路」にする

V2Hと普通のEV充電器を同じ電気回路に接続してしまうと、同時に使用した際に電流が集中し、ブレーカーが落ちるリスクがあります。特にV2Hは給電・充電の両方を行うため負荷が大きく、普通充電器と併用すると一時的に高い電力を消費することがあります。

これを避けるためには、分電盤からそれぞれ専用の回路を引き、独立したラインで運用することが重要です。専用回路にしておけば、同時使用でも安定して稼働し、家庭内の電気設備全体の安全性も高まります。

駐車スペースに応じた配置

2台分の駐車スペースがある家庭では、V2Hと普通充電器を“それぞれの車の定位置”に合わせて配置することで、ケーブルの取り回しが格段にスムーズになります。例えば、1台目のメイン車両が常に同じ位置に停まるなら、その場所にV2Hを設置し、2台目の定位置には普通充電器を設置するのが合理的です。

また、新築やリフォームのタイミングであれば、将来の併設を見越して配線だけでも先に引いておくと、後からの追加工事が大幅に楽になります。長期的な使い勝手を考えると、配置計画は非常に重要です。


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まとめ:ライフスタイルに合わせた「最適解」を選ぶ

V2Hと普通のEV充電器を併設する構成は、すべての家庭に必要というわけではありません。EVの使い方や住宅環境によっては、どちらか一方で十分なケースも多くあります。そのため、「流行っているから」「将来不安だから」といった理由だけで選ぶのではなく、必要性を冷静に見極めることが重要です。

併設が活きる家庭の特徴

一方で、複数台のEVを所有している家庭や、V2Hに対応していない車を保有している場合、あるいは充電スピードを重視したい場合や、非常時のバックアップを確保したい場合には、併設が大きなメリットになります。用途を分けて使えることで、日常の利便性と安心感が高まります。

初期費用と引き換えに得られる価値

併設すると初期費用は増えますが、その分、充電の自由度や冗長性が高まり、長期的には使い勝手の良さを実感しやすくなります。特に、EVを生活インフラの一部として捉える家庭では、コスト以上の価値を感じやすい構成です。

自分の条件に合った充電環境を選ぶ

V2Hと普通充電器のどちらが正解かは、家庭ごとに異なります。住宅条件、EVの台数や車種、日常の使い方、非常時への備えなどを総合的に考え、自分のライフスタイルに合った最適解を選ぶことが大切です。

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V2Hと普通のEV充電器は併設|よくある質問(FAQ)

Q1: V2Hと普通充電器を併設する場合、追加費用はどのくらいですか?

普通充電器の本体と設置工事費で、15〜25万円程度が目安です。ただし、分電盤の容量や配線距離によって変動します。V2H設置と同時に工事すれば、配線工事を一部共有でき、費用を抑えられる可能性があります。

Q2: V2Hと普通充電器を同時に使うことはできますか?

技術的には可能ですが、家全体の電力容量に注意が必要です。同時使用するとブレーカーが落ちる可能性があるため、契約アンペアを60A以上に上げるか、使用時間をずらすなどの工夫が必要です。

Q3: 後からV2Hを追加する場合、普通充電器は無駄になりますか?

無駄にはなりません。V2H導入後も、2台目のEV用やバックアップとして普通充電器を活用できます。V2Hは高機能な分、故障リスクもあるため、普通充電器があると安心です。

Q4: テスラを持っている場合、V2Hは使えますか?

現時点では、テスラのほとんどのモデルはV2H機能に対応していません。テスラオーナーがV2Hシステムを導入しても、給電機能は使えず、充電のみになります。この場合、普通充電器の方が安価で実用的です。

Q5: V2Hと普通充電器、どちらを駐車場の手前に設置すべきですか?

日常的によく使う方を手前に設置するのが基本です。V2H対応の車をメインで使い、停電対策を重視するならV2Hを手前に。2台目を頻繁に充電するなら、普通充電器を手前にすると便利です。

Q6: 新築時に併設を検討していますが、配線だけ先に引いておくことはできますか?

可能です。新築時に、V2H用と普通充電器用の配線を両方引いておき、機器本体は後から設置することもできます。配線工事は新築時の方が圧倒的に安いため、将来の併設を少しでも考えているなら配線だけでも済ませておくことをおすすめします。

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